アプリケーション連携・パッケージ連携、企業・組織の枠を超えるファイル連携・データ連携ミドルウェア ASTERIA

日本電波工業株式会社

多様化するニーズに即応し、堅牢性、柔軟性を強化した情報システム基盤を実現

ASTERIA がシステム開発環境を革新させる武器に!

日本電波工業ロゴ電気を通すことで正確に振動を繰り返す水晶の特性を利用し、プラスとマイナスの波形を一定周期で発生させることでデジタル信号を作り出すことができる水晶振動子。この水晶振動子を組み込んだ応用製品を中心に、各種電子部品の製造・販売を手がけるのが日本電波工業株式会社である。1948年に設立された同社は、自動車や携帯電話などデジタル社会に欠かせない電子部品を製造するメーカーとして現在でも業界を強力に牽引している。そんな老舗の同社が新たな時代の要請に応えるべく、柔軟なシステム開発環境作りに乗り出した。求めたのは「明日からすぐにでも動かせるような」社内のシステム開発環境。その構想を支える中核の製品として選ばれたのがASTERIAだ。

機動的なシステム開発環境を手に入れる!新たな方針実現のための決断

藤井 秀喜 氏
情報システム部
主任技術員

藤井 秀喜 氏

同社は、もともと汎用機によって基幹システムを構築していた。社内システム環境について取り組んだ大きな転機は、当時情報システム部を担当していた部長の一言だったという。「様々な現場ニーズに応じ、すぐにシステム化できる社内の仕組みを作りたい、と新たな方針を掲げたのです。」と情報システム部の藤井 秀喜主任技術員は当時を振り返る。

それまで社内システムはすべて自社開発しており、汎用機で動作するCOBOL言語による開
発が情報システム部の主なミッションだった。そのため、当時の情報システム部には様々な現場の要望に対応し、柔軟にブラッシュアップすることができる開発環境がなく、取引先とのXMLによるデータ連携など、多種多様なニーズに即応することは困難だった。

さらに、「エンドユーザーである社員たちのITスキルが向上し、自分たちでシステムを構築し、手軽に、かつ柔軟に情報を活用したいという声も日増しに高まっていました。」と藤井氏。現場で働く社員が汎用機の仕組みだけでは我慢できなくなっていたという課題もあった。

そのような中で、同社は、自社内ですべて解決することにこだわらず、必要であれば外部か
ら製品や新しい技術を取り入れて対応すべきだと判断。「何か個別のシステム的な課題があって検討を進めたわけではありません。ASTERIAという選択は、これからの情報システム部がどうあるべきか、その考え方の一大変革に乗り出した結果だったのです。」と藤井氏は続ける。

そもそも、次々に出てくる現場の新しい要望にこたえることは容易ではない。新たな方針の実現に向けては、馴染みのない開発言語やネットワークの周辺知識など新たに習得すべきことは多く、その教育にも時間がかかる。そこで、様々なシステム要件に応えることが可能であり、技術的なリテラシの差に関わりなく、開発担当者が誰でも使いこなせるツールを模索したのだ。

迅速な開発を支える操作性 決め手はユーザーインターフェース

 藤井氏は、開発担当者とシステム利用者の技術的な差をうまく補いながら、従来の堅牢性の高い汎用機によるシステムのノウハウを活用出来る社内のシステム環境作りを検討した。複数のシステムインテグレータに提案を求めたところ、ASTERIAにより汎用機とのデータ連携を行い、Excelを業務のフロントエンドに据えるという提案が多かったという。

ASTERIAであれば、様々な要望に柔軟に対応すると言う本来の課題を解決するとともに、汎用的な開発ツールとして使いこなせば、運用時には新たな技術教育の時間も不要になる。そこで、他製品も試しながら開発担当者がスキルレベルや経験の差に関わりなく有効に活用できるよう、使い勝手に大きく影響するユーザーインターフェー
スには特にこだわり検討を進めた。「特定の開発言語を知らなくても使えるという面はもちろんですが、ASTERIAの直観的なユーザーインターフェースは最大の魅力でした。」と藤井氏は語る。

情報収集の自動化で 在庫管理の品質向上に貢献

導入後、様々な社内の仕組みにASTERIAを活用してきたが、その適用箇所は大小合わせれば20システムにも及んでいる。

代表的な使い方としては、販売会社から送られてくる製造予定情報の集約が挙げられる。同社は販売会社を通じ、携帯電話メーカーや自動車メーカーへグローバルに様々な部品を供給しており、需要に合わせた適切な生産計画の立案は非常に重要である。「以前は販売会社からの情報が担当者のもとへばらばらに集まっており、生産計画の精度がなかなか上がらないという課題がありました。」と藤井氏。

実業務では、販売会社が各メーカーの製造予定情報を、Excelファイルにまとめメールに添付して、同社へ送信する。ASTERIAは届いたExcelファイルからデータを社内のDBに書き込むと同時に、Web 画面に製造予定情報をアップロードしている。この画面は生産計画立案時に、様々なデータの分析、国内外の製造工場にある在庫データの照会などにフルに活用される。もちろん、最終的な判断は担当者のスキルに依存するものの、製造予定情報を効率良く集約することは、余剰在庫をなくすための生産計画の精度向上に大きく貢献している。

その他、生産実績などの情報を汎用機からダウンロードしExcelファイルに変換してシステム利用者へメール配信する、といった細かな業務ニーズへ対応するなど、社内のデータ活用のためのいろいろな仕組みに活用されている。

ASTERIAマスターパートナーが短期育成! 多くの要望にこたえられる「ASTERIAエンジニア」

ASTERIAは導入後、その開発生産性の高さとともに、最新技術へ柔軟に対応できるという点でも当初見込んだ効果を発揮できたようだ。「特にExcelファイルのデータ変換は簡単で、大変便利です。それに、新たな技術習得にかかる時間やコストは小さくありませんが、ASTERIAがあることにより最小限に抑えられています。」と藤井氏はASTERIAを高く評価している。

また、導入支援はASTERIAを多数導入した実績をもつ株式会社日立システムアンドサービスが行った。チュートリアル形式の講習を特別に作成し、数回に分け短期集中で実施したことで、同社のエンジニアもすぐに使いこなすことができるようになったという。「弊社の環境を十分把握した上で、実際の環境に即したアドバイスをしていただけました。環境整備も含め、導入支援していただけたことに大変感謝しています。」と藤井氏。そのおかげもあり、前述のExcelファイルのメール配信システム構築にはわずか3日程度しか要さなかったというから、その支援の効果は十分に発揮されたと言えるだろう。

ゴールイメージはシステム利用者自身によるASTERIA の積極的な活用

同社では従来の堅牢なシステムの円滑な運用に加え、ASTERIA導入によって多様なニーズに即応出来るシステム開発環境が整えられた。当然、今後の活用範囲も必要に応じて広がってくるだろう。現在導入しているASTERIA3 Enterprise EditionからASTERIA WARPへのリプレースも検討されており、「明日からすぐに動かせる」柔軟なシステム基盤の要としてますます活用することが見込まれている。

「誰にでも使ってもらえるシステムにこそ価値があります。そのため、ASTERIAがエンドユーザーコンピューティングの助けになるようなものになって欲しいと考えています。実際にシステムを利用している社員も含めた多くの人がASTERIAを積極的に活用できるよう、環境を整えていきたいですね。」藤井氏は今後の展望について熱く語ってくれた。

図:ソリューションイメージ
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※この内容は2008年9月時点のものです。

 

会社概要

日本電波工業株式会社
水晶デバイス業界を牽引するサプライヤーとして、水晶振動子や水晶発振器などの水晶デバイス、応用機器、人工水晶及び水晶片など水晶関連製品の製造と販売を手がける。携帯電話や自動車など、今日のデジタル社会を支える電子部品を提供。

本社所在地 東京都渋谷区笹塚1-50-1
URL http://www.ndk.com/jp/

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