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XMLコンソーシアム、XMLセキュリティの実装に関する報告書を公開

~ XML暗号化/電子署名ツールの調査と検証結果を公開 ~

報道発表資料
20010年3月16日
XMLコンソーシアム

 XMLコンソーシアム(会長:鶴保征城 (独)情報処理推進機構顧問)は、XMLセキュリティ※1を実装したツールや製品に関する調査および検証を実施し、その結果を報告書として3月16日より公開します。

 今回公開した報告書は、以下の3種類です。

報告書名報告書内容
XMLセキュリティツール・
製品調査報告書
XMLデータに対する暗号化と署名、長期署名、ファイアウォールの3分野について、入手可能なツールや製品を2009年4 月から11月にかけて調査したもの。国内で関連製品を販売している企業から情報提供を受け、さらに、各分野の状況に関するセキュリティ部会の調査内容を加えて、報告書としてまとめた。
暗号化ツール検証報告書無償で利用できるXML暗号化ツールについて、実際の使い方と異種ツール間の互換性を2009年2月から4月にかけて検証したもの。複数のツールについて、実際に動作を確認し、プログラム例を含めた検証結果を報告。利用上の注意点や、異種ツール間での相互利用時に見つかった課題も記載した。
署名ツール検証報告書無償で利用できるXML電子署名ツールについて、実際の使い方と異種ツール間の互換性を2009年3月から11月にかけて検証したもの。複数のツールについて、実際に動作を確認し、プログラム例を含めた検証結果を報告。利用上の注意点や、異種ツール間での相互利用時に見つかった課題も記載した。

 公開URL : www.xmlconsortium.org/public_doc/securitytool/

 昨今のXMLの普及に伴い情報システムにおけるXMLデータの利活用が進む中で、XMLセキュリティ(暗号化、電子署名など)に関して複数のツールの混在など、実装上の情報の不足が課題となっていました。この報告書は、その課題解決に向けてXMLコンソーシアムの「セキュリティ部会」と「Webサービス実証部会」が実施してきた調査および検証活動をまとめたものです。

 XMLコンソーシアムでは、今回公開した報告書がXMLセキュリティをシステムに実装する上での課題解決にとどまらず、今後Webサービスやクラウドシステム開発の中で必要となるセキュリティ要件実現の一助となることを期待しています。

※1 XMLセキュリティ: 本活動においては、XMLデータ保護のためのセキュリティ技術を指し、具体的には、XMLデータの漏洩や改竄を防止するための、暗号化や署名、ファイアウォールの技術を対象としています。



XMLコンソーシアムについて

 XMLコンソーシアムは、XML技術のビジネスにおける実用化推進を行う国内唯一の団体です。セミナー・イベント、部会活動、情報発信、標準化推進、各業界団体との連携などの具体的な活動を通じて、さまざまなコンピュータシステムにおけるXML技術の適用に貢献してまいります。
www.xmlconsortium.org/

本件に関するお問合せ先

XMLコンソーシアム事務局
担当:赤池 (富士ソフト株式会社内)
TEL:03-5600-6205
E-mail:

以上
日時:2010年03月16日 11:00

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