ニュースプレスリリース

インフォテリアの「ASTERIA」が企業財務情報標準「XBRL」に対応

数々の機能強化を実現した最新版ASTERIA 3 SP2を出荷開始

報道発表資料
2004年7月12日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎)は、本日、ビジネス・インテグレーション・プラットフォーム「ASTERIA 3」の最新版である「ASTERIA 3 SP2 (Service Pack 2)」の出荷を開始し、この製品において企業財務会計データの国際的XML標準であるXBRL (eXtensible Business Reporting Language)に対応したことをはじめ、数々の機能強化を行ったことを発表しました。

XBRLとは、企業の貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書などといった財務諸表をXMLで記述するための世界的な標準仕様です。企業財務情報は、企業活動の実態を表す極めて重要な情報であり、決算による投資家への情報開示のみならず、納税や取引先の信用リスク分析、グループ会社の業績評価など、企業経営のあらゆる局面で利用されます。国内においてもXBRLは、東京証券取引所への決算短信の提出や、国税庁への納税申告などにおいて既に使用されており、今後多くの企業がXBRLによる財務情報の開示、流通を行っていくことと予想されています。

ASTERIA 3 SP2のXBRL対応機能では、ASTERIAで扱うデータを容易にXBRL形式に変換してXBRLデータを発信できます。さらに、XBRLデータの取得と加工、他のシステムへの関連付け、データベースへの保管といったXBRLデータを受け取って活用する側の機能も豊富に搭載しています。

また、ASTERIA 3 SP2ではXBRL対応のほか、お客様より要望の高かった下記のような機能を新たに追加し、企業システムをつなぐ様々なニーズに対応します。

  • メインフレームアダプター(3270/6680)
  • EDIFACTアダプター
  • ファイル高速マッチング機能
  • ファイル高速ソート機能
  • ファイルSQL操作機能
  • ファイル直接操作機能
  • クライアント開発用軽量版Java API

インフォテリアは、ASTERIA 3の機能強化によって、今後ともシステム連携による企業競争力の強化に貢献してまいります。


ASTERIAについて

ASTERIA は、国内で100社以上の導入実績を持つビジネス・インテグレーション・プラットフォームです。プログラミング不要の優れた設計環境により、社内外のビジネス・ネットワークを柔軟につなぎ、BtoBやEAIなどさまざまなレベルのデータ連携を可能にします。最新版の「ASTERIA 3」では、BPM(ビジネス・プロセス・マネジメント)を支援するシナリオ機能をはじめとする新機能が提供され、データ変換・集配信からより高度なビジネス・ロジック開発まで、幅広いユーザーニーズに対応します。
→ www.infoteria.com/jp/product/asteria/


インフォテリア株式会社について

インフォテリア株式会社は、XMLを中心とした先進の技術を、リアルワールドで適用できるパッケージソフトウェアとして提供する会社です。インターネット基盤データ技術「XML」を活用するためのコンポーネント製品や、企業内外のさまざまなデータ変換・システム連携を容易に実現するビジネス・インテグレーション・プラットフォーム「ASTERIA(アステリア)」を提供しています。
→ www.infoteria.com/


参考資料:ASTERIA 3 SP2 ファクトシート

製品名称 ASTERIA 3 SP2 (アステリア スリー エスピーツー)
対応OS Server*1 Windows NT, Windows 2000, Windows 2003, Solaris, HP-UX, AIX, Linux
Designer*1 Windows 2000, Windows XP
対応プロトコル HTTP, SMTP, POP3, IMAP, FTP, LDAP*2, SOAP (Webサービス)
対応ファイル形式 XML, CSV, 固定長テキスト, MIME, Base64, HTML, JPEG, PNG, EDIFACT*2, XBRL*2
対応文字コード シフトJIS, ISO-2022-JP, EUC-JP, UTF-8, UTF-16, EDCDIC
対応RDB*1 Oracle, DB2, Sybase, SQL Server, Access, PostgreSQL
対応XMLDB*1 Tamino, eXcelon, Neocore
対応アプリケーション*1 Lotus Notes*2, SAP R/3*3, IBM MQ, 全銀TCPIP*2, ホスト(3270/6680)*4
セキュリティ S/MIME (暗号化, 復号化, 電子署名, 署名の確認), SSL (PKI認証), ダイジェスト(SHA-1)の生成, アカウント認証
入力系コンポーネント Excelコンポーネント*2 (Excelのファイルからデータを抽出)
Webマクロプレイヤー (Webサイトの自動巡回とデータの抽出)
出力系コンポーネント Excelコンポーネント*2 (Excelのファイルを自動作成)
PDFコンポーネント (PDFを自動生成, PDFの合成)
Velocity コンポーネント (HTMLなどを動的に生成)
制御系コンポーネント 開始, 終了, ブレーク, ストリーム型変換, 分岐, ループ回数設定, 排他制御, ログ出力, ストリーム変数設定, ファイル操作, データチェック, 外部プログラム起動, Javaクラスの実行, サブフローの実行
変換コンポーネント MIME変換, XSLT変換, XPathによるデータの取得・生成, XMLマージ処理
BtoBコンポーネント*3 RosettaNet (RNIF 1.1/2.0対応), Ariba, ebXML (ebXMLアジアにてLevel 3認定取得), FDXS
スケジューリング タイマーによる実行, 指定時間のスリープ, 指定日時に実行, 一定間隔での実行, 定期スケジュール実行
マッピング関数 66種 (文字列関数19種, 数値関数11種, 日付関数13種, 変換関数12種, 制御関数4種, バイナリ処理関数7種)
シナリオ機能*3
(BPM支援)
複数のフローの状態遷移の制御, 長い期間にわたるトランザクションを管理, ルールベース
仕様書作成機能 作成したフローをHTMLとして仕様書化して出力する機能を装備
フローの起動方法 HTTPリクエスト, SOAPリクエスト, スケジュール, ポーリング, Java API, バッチ呼び出し
運用管理 Webベース管理, ログ, スケジューラ, モニタリング, サービス自動復旧, 異常通知メール
価格 Server 320万円/CPU
Designer 80万円/本

*1 詳細なバージョンについては最新情報をお問い合わせください。
*2 Standard Editionではオプション(別価格)となります。(Enterprise Editionでは標準搭載)
*3 Enterprise Editionの専用標準機能です。 *4 Enterprise Editionのオプション(別価格)です。

本リリースに関するお問い合わせ先

インフォテリア株式会社
TEL:03-5718-1250
E-mail:

以上
日時:2004年07月12日 11:00

ページ先頭へ