ニュースプレスリリース

インフォテリア、IT教育エキスパート3社とXML技術者育成のための公認教育センターを開設

XMLの基礎からアプリケーション開発まで、幅広いXML技術の教育の場を提供

報道発表資料
2001年1月15日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎)は、XML技術者の育成と拡大を支援し、XMLによるB2B*1連携の実現を推進するために、2001年1月22日よりインフォテリア公認の教育センター制度「ICEC:Infoteria Certified Education Center」を開始することを発表しました。

また同時に、IT技術教育のエキスパートとして豊富な実績のある、シーアイエス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:戸高 修)、キヤノンソフトウェア株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:菅 芳卓)、株式会社日立システムアンドサービス(本社:東京都大田区、取締役社長:名内 泰藏)の3社が、「ICEC」の認定パートナーとして教育コースの提供を開始することを発表しました。

「ICEC」では、XMLの基礎としてXMLの概要や記述、基本的なDTD*2 (Document Type Definition:文書型定義)からXSLT*3(XSL Transformations:XML文書変換言語)までを幅広く学習できるコースを提供します。またXML技術の応用として、インフォテリア製品を利用したアプリケーション開発や技術を習得できるコースも用意します。インフォテリアは、「ICEC」認定パートナーに対し、コースの開発、コーステキストの提供、トレーナー教育などを実施し、高品質でかつ教育機関によってばらつきのない安定した内容のレーニングの実施を実現します。

現在、インターネットベースの次世代情報システムを支える標準技術として注目を集めているXMLは急激な普及が予測されており、XMLに関する幅広い知識を持った技術者の育成が急務となっています。インフォテリアは、今後、「ICEC」認定教育センターと認定トレーナーを増やすとともに、「ICEC」をベースとして受講者のXML技術レベルを認定するための資格認定制度も順次整備し、XML技術者の育成に貢献する計画です。

「ICEC」のコース概要は以下の通りです。

XML基礎1 XMLの基本仕様を理解するコース(1日間/4万円)
XML概要/XML記述/基本的なDTD*2作成/XSLの簡単な紹介
XML基礎2 XMLおよびXSLTについて理解するコース(1日間/5万円)
XSLT概要/XSLTエレメント/スタイルシート作成
XML基礎3 XMLおよびXMLスキーマについて理解するコース(2日間/10万円)
XMLスキーマ*2の作成/DTD/XDR/XML Schema/インポート
XMLアプリケーション開発1 DOMを利用したプログラム開発(2日間/10万円)※iPEX使用
XMLへのデータ変換 ロータス ノーツ/ドミノのデータをXMLに変換するインフォテリア製品「XML Server for Domino」の機能概要/導入/設定を行うコース(1日間/4万円)

問合せ先

「ICEC」事務局 Tel: 03-3438-0843/Fax:03-3438-2577/E-Mail:


「ICEC」参加各社からのコメント

シーアイエス株式会社 代表取締役社長/戸高 修 氏

「IT業界の全般に渡り、基盤技術としてのXMLの重要性はますます高まってきています。そこでXMLを十分に理解しシステムの提案と構築につなげられる高度なエンジニアの養成は急務となってきております。今回インフォテリア社と当社が共同で開発したICECは、当社が運営する『Knowledge Academy』で蓄積してきたノウハウとメソッドを十二分に活用することで、XMLの基礎から応用までの幅広い領域において最先端の技術をカバーする教育サービスとして期待しています」

キヤノンソフトウェア株式会社 常務取締役/神谷 高正 氏

「21世紀を迎え、今すべての企業様が総力を挙げて経営戦略に即したITシステムを構築されている中、eビジネスのベースとなるXML分野に強いIT技術者の養成を的確に行うべく、今回インフォテリア株式会社殿の趣旨に賛同し皆様に教育コースのご提供をさせていただきます。」

株式会社日立システムアンドサービス 教育ビジネス推進部 部長/加藤 孝氏

「当社はスーパーSE(Solution Expert)集団として多くのお客様にトータルソリューションを提供しております。XMLについての豊富な経験をベースに実践的な教育ソリューションを提供させていただきます。」


インフォテリア株式会社について

インフォテリア株式会社は、1998年、日本初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたXML分野のリーディングカンパニーです。東京と米ボストンに拠点を置き、世界市場に向けてXML製品の開発と販売を行っています。インフォテリアでは、先進のXMLテクノロジーをベースにXMLの普及を促進するコンポーネント製品や、企業間電子商取引(BtoB-EC)および企業間アプリケーション統合をXMLベースで行うためのソフトウェアを提供しています。
→ www.infoteria.com/

用語説明/注釈

*1 BtoB(ビートゥービー) Business To Businessの略。企業間電子商取引の一般的呼称で、最近ではインターネットベースの企業間取引を特に指してB2Bと呼ぶことが多い。より多くの取引先を一元的に扱いたい反面、いずれか一方のシステムやソフトウェアに統一できないため、XMLをベースとした緩やかなデータ交換・システム連携が主流となる。
*2 XMLスキーマ(エックス エム エル スキーマ) XML文書の構造と内容モデルを記述するのに用いるメタ情報のこと。この定義を用いてXMLツールが文書インスタンスを検証したり、インスタンスの雛型を作成することができる。
XMLスキーマを定義する言語としては DTD, XSDL, XDR, SOX,RELAX などが代表的である。
*3 XSLT(エックスエスエルティー) XSL Transformationの略。XSLは、Extensible Stylesheet Languageの略。XMLデータにスタイル付けを行いHTMLに出力したり、XMLのデータ構造を別の形式に変換するための標準仕様。1999年11月16日にW3Cより勧告された。
◎参考情報:www.w3.org/TR/xslt

本リリースに関するお問い合わせ先

インフォテリア株式会社
E-mail:

以上
日時:2001年01月15日 20:24

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