ぬこでもわかるブロックチェーン

2016/01/07  | 森 一弥

ブロックチェーンは最近巷を騒がせている技術の1つです。
Bitcoinの基盤となっている技術ですので、フィンテックの1つとして全世界的に注目されています。

この時点ですでにぬこにはわからん!とのご指摘もあるかと思います。ブロックチェーンの説明は様々なサイトで行われていますが、その「仕組み」にばかり視点が行きがちで、逆に難しい技術で自分には関係ないと感じた方も多いのではないでしょうか?

ブロックチェーン

そこら辺の仕組みの説明を抜きにして考えると、ブロックチェーンは複数サーバーで構築されるとってもセキュアで堅牢なデータの入れ物と捉えることができます。

と言ってもDropboxのようなファイルを格納するものとはちょっと異なります。定期的に発生する「連続した細かいデータ」を入れておくものです。ブロックチェーンのことを「台帳」(Ledger)と表現することも良くありますが、そうイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。まさにBitcoinでは、この「連続した細かいデータ」として入金、出金等の取引データを入れているのでイメージしやすいでしょう。

ブロックチェーンをセキュアで堅牢な台帳システムとしてとらえれば、特に金融だけで使われる技術ではないことにお気づきになるのではないでしょうか?

例えばIoTのセンサーデータを格納するなんてこともできると思います。
連続性を重要視するセキュアなデータ、例えばドアに仕込んだセンサーを元に社員の出退勤を管理するシステムに使えるかもしれません。出退勤台帳システムですね。

また、RFIDタグを仕込んだ荷物の入出庫情報、ロット番号を元に管理される医薬品のトレーサビリティなども対称となるかもしれません。これも製品の台帳システムです。特にトレーサビリティでは優位性があります。RDBで組まれたシステムでは、データ改ざんを決定的に阻止する方法はありませんでしたが、ブロックチェーンを使うとデータを入れるだけで改ざん防止できるというメリットが有ります。

上記のような台帳システムを独自に開発する場合、データベースの冗長化は必須ですよね。ブロックチェーンは複数サーバーで運用することが前提になっていますので、わざわざ別にそのような仕組みを考える必要がありませんし、コスト面でも優位になると考えられます。

実はブロックチェーンは様々な業種、業態で応用の効く技術で、さらにコスト面でも優位に働くかなりイケてる技術なのです。



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森 一弥

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