先日、ASTERIA Warpのkintoneアダプターが発表されました。
11月27日からはエクスペリメンタルビルドの公開も予定されています。
今回はその発表内容からkintoneアダプターをご紹介します。
その名の通り、サイボウズ社のWebデータベースサービス、kintoneと接続するアダプターです。
kintoneはAPIが用意されていますので、従来RESTのコンポーネントを使えば接続可能でした。
今回発表されたアダプターは、このAPIを便利にGUIのみで操作できるアダプターです。実はそれだけではなくて、単純にAPIを利用するだけではできないことも実現している高機能なアダプターなんです!!
kintoneからのデータ読み込みには、専用のダイアログを用意しました。
なお、画面は開発中なので今後変わる可能性もあります。
アプリとその項目を選ぶだけで連携対象を指定できます。
直感的に選べば指定できると思います。
用意されているkintone の APIを利用するとアプリの一覧を取得し欲しい項目を選ぶだけで複数のAPIを順次呼び出す必要があります。
ですので独自実装されたこの機能はRESTで実装するよりもだいぶ便利にkintoneを使っていただけることでしょう。
続いて、データの追加更新も見て行きましょう。
こちらもAPIでは用意されていない機能を実現しています。
データの更新についてはAPIでは用意されておらず、対象のデータを削除して追加する手順を踏む必要があります。
この手間を一度に行ってくれるようにアダプターではサポートしてくれます。
データの読み込み、追加、更新ときたら当然削除です。
kintoneのAPIでは条件指定をしてデータを消すことはできません。
例えば1年より以前のデータを消したいなんてことは普通に考えられますよね。
APIだけではいろいろ組み合わせなければできませんが、こんな指定もアダプターを使えば画面操作だけでできますよ!
実は製品版にはまだまだ機能が予定されているのですが、今週、エクスペリメンタルビルド(実験ビルド)として上記の機能を使ってもらうことができるようになります。
既存のASTERIA Warpユーザーの方はダウンロードしてご自身の環境にアダプターを追加する事で使って頂けます。
これからASTERIA Warpをご検討の方は、評価版がありますので、評価版にこのkintoneアダプターをダウンロードして組み込んでも使うことができますよ!
ぜひ使ってみてください。また、製品版へのご意見をエクスペリメンタルビルドのページに書き込んでいただけると、開発陣が参考にさせて頂きますのでそちらもよろしくお願い致します!
ASTERIA Warpシリーズ担当のシニアプロダクトマネージャー。ホワイトペーパーの執筆のほか、開発経験を活かしたASTERIA Warpを使ったデモ作成等を実施。
ASTERIA Warp製品の技術情報やTips、また情報交換の場として「ADNフォーラム」をご用意しています。
ASTERIA Warpデベロッパー同士をつなげ、技術情報の共有やちょっとしたASTERIA Warpの疑問解決の場とすることを目的としたコミュニティです。