ダイレクト・マーケティング・サービスのエニイ、インフォテリアの技術協力のもと『ContactXML』対応のデータ変換サービスを開始

ダイレクト・マーケティング・サービス会社の株式会社エニイ（本社：東京都渋谷区、代表取締役：小川英樹）は、異なるアプリケーション間で顧客などのコンタクト情報を記述・交換するための基礎的なXMLフォーマットを提供する新仕様『ContactXML（コンタクト エックスエムエル）』を採用し、ダイレクトメールに関わるデータ・コンバートおよびデータ・クレンジングのサービスを今春より開始することを発表しました。『ContactXML』の発起人であるインフォテリア株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：平野 洋一郎）が同サービスに対する技術協力を行います。

エニイがこのたび開始する「データ・コンバート・サービス」では、企業の持つ顧客データなどを『ContactXML』の形式に変換します。今後普及が予測される『ContactXML』の採用により、顧客データのフォーマットが統一され、データの整合性をとることが容易になります。

また「データ・クレンジング・サービス」では、入力ミスなどによるデータの間違いを自動抽出し、統一された正確なデータ作成をサポートします。たとえば、「市ヶ谷」と「市谷」など、入力者によって異なる住所データを統一したり、郵便番号や電話局番の間違いを抽出するなど、顧客データのマッチングを容易にします。

このような『ContactXML』対応のサービスの提供により、郵送物の多い企業においては、正確な住所データを持つことで不達郵便が減り、無駄な郵送料の削減に貢献します。

さらにエニイでは、現在販売中の入力支援ツール「八百八町（はっぴゃくやちょう：電話局番辞書）」を『ContactXML』に対応させて提供を開始する予定です。

『ContactXML』は、イー・ブリッジ、インフォテリア、クレオの3社が共同開発したXMLベースの新仕様で、電話番号や住所などビジネスで必要なコンタクト先を記述するための標準フォーマットです。エニイによる採用が最初のケースとなるほか、今後は日本ダイレクトメール協会を中心に、数社のダイレクトメール会社で採用を計画しており、今後、標準技術となることが予測されます。『ContactXML』の仕様は、ウェブサイトwww.ContactXML.org/　で入手することが可能で、その実装や今後の強化などについても順次公開ディスカッションを開始する計画です。

□ Asteria for SAP(R)概要

「Asteria for SAP(R)」は、「mySAP SRM」ソリューションの中核製品である「SAP Enterprise Buyer」からのインターネット経由のXMLによる発注伝票を受理します。また、受理した伝票データをJavaによるインタフェース（Asteira Integration Library）を通じて、ERP、データベース、メインフレーム等のバックエンドシステムで処理することを可能とします。バックエンドシステムからは、この受注データをもとに、納期や見積り回答などの注文請書の回答、出荷後の出荷通知等を「Asteria for SAP(R)」を通じて、取引先バイヤーに対して送信することが可能です。また、「Asteria for SAP(R)」は、取引先バイヤーが「SAP　Enterprise Buyer」と「SAP R/3」を導入している場合の”SAP-XML”電文仕様と、「SAP　Enterprise Buyer」のみを導入している場合の”EBP-XML”電文仕様の両仕様をサポートしています。これにより、取引先のシステムを選ばない、柔軟なマルチバイヤー対応のサプライヤ・システムを構築することができます。

インフォテリア株式会社について

インフォテリア株式会社は、1998年、日本初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたXML分野のリーディングカンパニーです。東京と米ボストンに拠点を置き、世界市場に向けてXML製品の開発と販売を行っています。インフォテリアでは、先進のXMLテクノロジーをベースにXMLの普及を促進するコンポーネント製品や、企業間電子商取引（BtoB-EC）および企業間アプリケーション統合をXMLベースで行うためのソフトウェアを提供しています。
→ www.infoteria.com/

株式会社エニイについて

株式会社エニイは、21世紀のマーケティングの主流ともいえる個別対応マーケティング時代の到来をいち早く先取りして、ダイレクトメール（ＤＭ）の企画制作・リスト選定・ＤＭ発送・テレマーケティング・データベース構築―までの一貫サービスを指向する、ダイレクト・マーケティング・サービス会社です。
→ www.any.co.jp/