ニュースプレスリリース

国内初のXML専業ソフトウェア会社、インフォテリア株式会社設立

報道発表資料
1998年9月10日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:平野洋一郎)は、平成10年9月10日に設立登記を完了し、国内初のXML*1専業ソフトウェア会社として営業を開始しました。

インフォテリア株式会社は、今後のインターネット上でのデータ交換標準フォーマットとして  W3C*2より勧告されている XML をベースとした、Web EDI*3、エレクトリックコマース(電子商取引)関連のソフトウェアを企画開発する、国内初のXML専業ソフトウェア会社となります。ロータス株式会社との協力関係のもと、官公庁や製造業等でニーズの顕在化している、XML関連ツール、サーバー製品の開発を行ないます。

ロータス株式会社の菊池三郎代表取締役社長は、「ロータスは、今後ソリューションビジネスを積極的に推進していきます。ロータスが提供するグローバルな製品とサービスに、新会社インフォテリアが開発する製品を加えることにより、ロータスとしてのソリューションラインの拡張といった面の効果を期待しています。」と、応援のコメントをよせられました。

日本オラクル株式会社の新宅正明常務取締役は、「オラクルは、ERPの最新バージョン『Oracle  Applications R11.0』の出荷により、サプライチェーン市場においても多様なニーズに応えて参ります。新会社インフォテリア株式会社が提供するXMLベースの製品は、オラクルのソリューションの幅をさらに広げ、標準技術に基づいた企業間のデータ交換を実現するものとして期待を寄せています。」と、述べられました。

株式会社ジャストシステムの浮川和宣代表取締役社長は、「XMLは、企業間、官公庁などにおけるデータ交換の標準フォーマットであり、それらを支援するツールの充実が市場から要求されています。すでにSGMLに対応している一太郎は、市場のニーズに応えるXMLへのオプション対応を予定しています。XMLベースのグローバルな製品を開発していくインフォテリア社の設立により、その市場がより一層充実していくことと期待しています。」と、述べられました。

インフォテリア株式会社では、製品の第1弾として、ロータス ノーツ ドミノ上で作成されたデータをXML(SGML)で配信・受信するソフトウェアを開発・販売する予定です。さらに、市場における主要な表計算、データベース製品のXML(SGML)での適用範囲をWebEDIやエレクトリックコマースの世界へ広げるための製品群を順次提供していく予定です。


会社概要

会社名 インフォテリア株式会社
所在地 本社 〒145-0076
東京都大田区田園調布南 15-4 ルーラル田園調布103
五反田オフィス 〒141-8514
東京都品川区西五反田 8-1-5 ロータス株式会社内
資本金 1,000万円
役員 代表取締役社長 平野 洋一郎 (ひらの よういちろう)
(元 ロータス株式会社戦略企画本部副本部長)
常務取締役研究開発担当 北原 淑行 (きたはら よしゆき)
(元 ロータス株式会社開発本部第5開発部部長)
ウェブサイト www.infoteria.com/

用語説明/注釈

*1 XML(エックス エム エル) eXtensible Markup Language の略。データの内容とデータの構造を切り離し、意味付けされた情報を双方向に交換するための標準データフォーマット。98年2月10日に第1.0版が勧告された。総務庁の電子公文書の文書型定義(「省庁間電子文書交換システム」等で使用)でも既にXMLとの互換性が考慮されている。
◎参考情報:
www.w3.org/Press/1998/XML10-REC
www.somucho.go.jp/gyoukan/kanri/dtd.htm
*2 W3C(ダブリュー スリー シー) World Wide Web Consortium の略。 World Wide Web (WWW) 技術の標準化と推進を目的とする国際学術研究開発組織。代表的な例では、HTMLの標準化は、現在この組織が行なっている。
◎参考情報: www.w3.org/
*3 Web EDI(ウェッブ イー ディー アイ) Web Electronic Data Interchange の略。インターネット技術を使用した企業情報交換。従来のEDIと違い、独自のプロトコルを使用せず、インターネット技術をベースとするため、開発コストと通信コストが格段に安価となる。
◎参考情報:www.cio-cyber.com/pj/ec2/BACK/N014.html

以上
日時:1998年09月10日 11:00

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