一年之計在于春

hinode160.jpg 「一年の計は元旦にあり」と言います。もともとは、中国の明時代の書物「月令広義」(馮応京)の一節だそうですが、今では由来は知らずとも誰もが知っている諺のようになっています。

 私も例に漏れず、毎年年頭に仕事上の目標とプライベートの目標を立てていますが、今年は少し変わった目標を一つ入れました。それは、「毎日一度空を見上げる」という目標です。

 今年の正月は、子供が小さいことに加えていろいろと用事があったことで帰省できず、東京で過ごしました。今年の東京の元日は見事な快晴で、とても清々しい一日でした。私は、晴れわたった広い空を見上げて、思わず「毎日一度空を見上げる」という目標を立てたのです。

 去年を表す一字が「偽」と決まり、株式市場も振るわず、日経新聞の正月特集では途上国入りする日を危惧するような日本社会。その象徴ともいえる「東京」で仕事をしていると、意識的に見上げないと空を見ないで過ごしてしまうことも少なくありません。

 一方で、途上国と言われていた国の人たちが、あんなにも活き活きと働き、暮らしているのは、上を向いて日々を暮しているからではないでしょうか?「三丁目の夕日」の頃の日本人ももっと空を見て、上を向いて暮していたのではないでしょうか?

 空を見上げ、広い心を持ち、大きな夢を忘れずに毎日を大切に歩いていく、そんな1年にしたくて、「毎日一度空を見上げる」ことにしました。

 もちろん、晴れの日ばかりとは限りませんが、曇りの日も、雨の日も、しっかりと見据えて、少しでも晴れの日が多くなることを願って。


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