Zilliqaと業務提携し企業でのDApps活用を推進

本日、シンガポールのブロックチェーンスタートアップ Zilliqa Research Pte. Ltd. と業務提携を発表しました。日本ではまだあまり知られていないですが、同社のブロックチェーンZilliqaは、”sharding”(シャーディング)という新たな技術を使った高速かつスケーラブルなパブリックブロックチェーンです。

発表に合わせて、午前11時から記者会見を実施。まず私が業務提携の狙いと協業第1弾について説明をし、Zilliqa社のCEO Xinshu Dong氏が、Zilliqaの説明とデモンストレーションを行いました。デモンストレーションでは、ノード数を増やす程に1秒間の処理件数が増えていき、最大2,500件/秒を超えたところも紹介されました。

従来のBitcoinやEthereuimというパブリックブロックチェーンにおいては、処理のスループットが問題で、またその問題をプライベートブロックチェーンで解決するという方法もありました。しかし、Zilliqaは、パブリックブロックチェーンでありながら、高速処理ができ、しかもネットワークがスケールすると、単位時間当たりの処理数も増えるというものです。Zilliqaによって、極めて高速処理が必要なDApps (Decentralized Applications)を開発することが可能になります。

また業務提携にともない協業の第1弾として、Zilliqa社がASTERIA WARPのアダプターを開発します。これによって、企業ユーザーは既存のシステムやクラウドサービスとDAppsを繋いで使うことが可能となります。つまり、企業がパブリックブロックチェーン上に展開されたDAppsをノンプログラミングで使うことができるようになるわけです。

また、インフォテリアで提供しているブロックチェーン業務適用コンサルティングのブロックチェーンにメニューにZilliqaを加えます。さらに、今後ZilliqaとASTERIAを使ったDAppsの開発や活用のエコシステムの成長支援も検討していきます。

今回の提携は、これからの世の中の動きを先取りしたものですが、インフォテリアが目指しているあらゆる産業でのブロックチェーン活用をZilliqaとともに積極的に推進していきたいと考えています。

<最近のブロックチェーン関係の話題>
TECHFUNDに出資
マンガでわかるブロックチェーン(第2回)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

※日本語文字が含まれない投稿は投稿されませんのでご留意ください。