この度、CPOに就任しました。

　CPOとは、Chief Product Officerです。通例で訳すと最高製品責任者となります。インフォテリアは、創業以来ずっとソフトウェアプロダクトの会社です。プロダクトこそが、インフォテリアが世の中に価値を提供する源泉です。上場後、組織体制の整備が進み、プロダクトの開発、プロダクトのマーケティング、プロダクトの営業、プロダクトのサポートなど役割分担もしっかりして、私自身も業務執行に関しては各部門にデリゲーションし、いわゆる社長業の側面が増えていました。

　半面で、プロダクトの創案からサポートまで一貫してプロダクト視点で経営レベルで責任を持つというところが相対的に薄まっていました。

　そこで、私がCPOに就任したわけです。もちろん元々社長ですから、プロダクトも含め全てのことに責任があるわけですが、当社がプロダクトカンパニーであることを社内外で意識し、よりよいプロダクトを提供していくことにコミットしていくために、CPOに就任しました。

　プロダクトは、インフォテリアにとって商材ではなく、インフォテリアそのものです。

　ところで、「プロダクト」と言うと「最近はソフトウェアもサービスで提供されますよね」と言われることがあります。「プロダクト」の定義は、私たちが開発しお客様に提供できるソフトウェアそのものです。そのプロダクトを「パッケージ」として提供したり、「サービス」として提供したりします。ですから、「サービス」は、プロダクトの提供形態です。インフォテリアでも、ASTERIAのようなパッケージ型のプロダクト、OnSheetのようなSaaS型のプロダクト、Handbookのようなアプリを組み合わせたハイブリッド型のプロダクトがあるのです。

　私自身の、そしてインフォテリアのプロダクトに賭ける熱い思いの表れが、今回のCPO就任です。これからのインフォテリアのプロダクトにご期待ください。