今年はビジネススマートフォン元年となるか?

 ゴールデンウィーク直前の去る4月28日、東日本大震災で延期されていたApple社の「iPad 2」がようやく発売になりました。一方、私たちとしては「iPad 2」の国内発売を受けて大々的に開催するつもりだった「ビジネススマートフォン カンファレンス 2011」は当初予定通りに4月19日に開催しました。延期も検討しましたが「止めよう自粛スパイラル」の意志で、当初予定通りの日程で開催したところ、結果的には日程が逆転してしまったのでした。


 その「ビジネススマートフォン カンファレンス 2011」も、多くのセミナーやイベントが中止や延期される中での開催で、震災前に企画した300名(定員)の方に来ていただけるのか不安でしたが、蓋を開けてみると800名を超える登録(余りの多さに10日前に登録締め切り)に、約500名の参加をいただく大盛況となりました。

 詳しい内容は、開催レポートを見ていただくとして、今回、実際の企業で利用されている方の生の声の講演がまだ珍しいことが、大勢の参加につながったことがアンケートからは読み取れました。特にエーザイ様の全国のMRでの利用、野村證券様の役員会議での利用の評価は高く、そこで使われている、インフォテリアの「Handbook」に対する評価や興味も非常に高かったのが特徴的でした。

 その「Handbook」の第3世代にあたる「Handbook 3」もいよいよ明日から提供開始となります。IT業界には「ソフトウェアはバージョン3で成熟し普及し始める」というジンクスがありますが、「Handbook 3」もまさに3桁を数える現在のユーザー企業の皆様の数々の声を反映したバージョンです。まさに市場での「デファクト・スタンダード」を目指すために磨いてきた製品です。

 私は今年は、企業におけるスマートフォンの活用が本格的に始まる「元年」になると予想しています。キーとなるのはスマートフォンの中でもタブレット端末。冒頭に紹介したiPadだけでなく、Androidタブレット端末も多くのメーカーから登場します。さらに、他のOSの端末も参戦して、今年後半は100万社を超える日本の会社のIT担当は、好むと好まざるとにかかわらずスマートフォンの利用を意識することになるでしょう。

 と言っても現状、スマートフォンはまだ「新しモノ好きの人の高級なオモチャ」的に捉えられていることが少なくありません。そう感じる人は、「ビジネススマートフォン カンファレンス 2011」での私のプレゼンビデオの26分00秒あたりからご観ください。しばらくITに携わって来た人なら、わかるでしょう(笑)

追伸:
今回の「ビジネススマートフォンカンファレンス2011」終了後、「東京以外でも開催して欲しい」との声が多く寄せられました。そのため急遽、大阪での開催も決定しました。日程は7月、場所は未定ですが、確定次第ツイッターなどでお知らせしますのでご期待ください。


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