人気急上昇中の「Evernote」とのパートナーシップ

 昨日、人気急上昇中のウェブ・アプリケーション「Evernote」(エバーノート)の日本語版の提供開始と日本法人の設立(90日以内)の記者会見がありました。開発元である米Evernote社CEOのPhil Libinや、VPのAlex Pachikovとは以前から懇意にしていましたが、今回の日本語版発表にあたっては、インフォテリアも製品連携の発表を行い、今朝の日経産業新聞などでも取り上げられました。

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 「Evernote」と聞いて「知らない」と思われる方もまだ多いかもしれません。「Evernote」は、約1年半前に正式サービスが始まったばかりのウェブ・アプリケーションですが、既に全世界で250万人ものユーザーがいます。「Remember Everything」というコンセプトのもと、ユーザーの持つありとあらゆるデジタル情報を記録し、Windows, Mac, iPhone, Androidなど、あらゆるコンピュータやデバイスからその情報にアクセスできるサービスです。

 記者会見では、パートナー企業としてソニーやキヤノンなどが並ぶ中、インフォテリアもその1社として登壇させてもらい、開発中のiPhone用カレンダーアプリ「TwitCal」(ツイットカル)と「Evernote」の連携を表明しました。会見の中でCEOのPhilは、「先ほど、TwitCalの連携デモを見たが、マジックのようだった。大変素晴らしく、これを日本以外にも紹介していきたい」、「日本を最初の国外の拠点を選んだ理由は、インフォテリアのような高い技術力をもった会社があることも理由の一つ」と、大変嬉しい言葉ももらいました。

 ちなみに、今回の日本語版の発表にあたっては他にも協業したいパートナーが結構あったそうです。インフォテリアが、その中でパートナー企業として登壇できた理由は、PhilやAlexと懇意にしていたからではなく(笑)、連携に関する企画と開発のスピードが速かったからです。企画はあっても見せられるまでには開発が及ばなかった企業もあった中で、彼らも会見でも口にするほど、インフォテリアの開発スピードには驚いていており、私も技術力だけでなく状況に応じた柔軟性を持ったうちの開発チームをとても誇りに思います。

 ところで、Evernote社が日本を最初の米国外拠点に選んだ最大の理由は、Philがプレゼンで使ったグラフ(図)でも分かるとおり、米国以外で日本のユーザーが圧倒的に多いことです。「Evernote」の書籍も日本が世界で最初ですし、Philは、日本法人の設立や、製品開発など、今後、日本を重視して行くと明言をしました。「Evernote」は今も全世界でユーザー数を広げており(現在250万人で、毎日7,000人増加中)、彼らの日本市場への進出をきっかけに始まる両社のパートナーシップが、私たちの世界展開にもプラスになるのは間違いないと期待しています。


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