いよいよ新しい年が始まりましたが、報道されるのは経済の先行き不透明というニュースばかり。特に、グラフでも分かるように株式市場を見る限り、日本以外の代表的な国は復活傾向であるのに対して、日本は取り残されているようです。
なぜでしょうか?
私論ですが、いま日本の社会では「たい」の量が減り過ぎて、逆に「べき」の量が増え過ぎているからではないかと考えています。
「たい」とは、「〜したい」「〜なりたい」の「たい」、
「べき」とは、「〜すべき」「〜あるべき」の「べき」です。
つまり、日本は規制やルールによる「べき」ばかりに時間やお金を費やし、創造を生み出す源泉たる人の欲求「たい」に時間やお金を十分に割いてないのです。
一方、グラフでも復活傾向が顕著な米国や中国の友人達は(私の友人という限られたサンプルではありますが)、国内の友人に比べると顕著に「たい」に時間を割いています。そして、それら「たい」の活動が上向きの「気」を生んでいると感じます。
あなたの、「べき」と「たい」の比率はどうでしょうか?
いまの時代、何も考えないと「べき」の仕事ばかりが増えてしまいます。「べき」の仕事は楽しいでしょうか?やりがいにつながるでしょうか?新しい価値を作り出しているでしょうか?
明るい世の中は、待っていても来てくれません。どうしても「べき」が多くなる世の中で、自分の「たい」をどれだけ増やせるか?そして会社の「たい」をどれだけ増やせるか?それがひいては社会の「たい」を増やすことにつながるのです。
今年のインフォテリアのAll Staff Meeeting(全社会議)でも、社会の「たい」の増やすことに少しでも貢献したいと話しました。しかし、インフォテリアだけでは微力です。ぜひ、日本全国の皆さんで「たい」を増やしましょう。