経済指標の好転は「復活」ではなく「変化」の兆しだ

 上半期が終わり、10月から下半期に突入です。6ヶ月もあっという間。リーマンショックから既に1年が経過ですから、「光陰矢のごとし」を実感します。昨日、インフォテリアでは全社員で集まり、上半期の総括と下半期のキックオフのミーティングを行いました。

 この上半期は、どの企業でも未曾有の経済危機と言われたなかでの企業努力を続けた半期だと思います。そして、その経済は、最近になっていくつかの経済指標が好転し、経済復活の兆しとも報じられています。しかし、数値からはなかなか見えて来ないことは、その中身は「復活」ではなく「変化」だということです。平均株価が上がり、各国GDPがプラス成長に転じても、世界経済は、元の通りに復活するのではなく、違った形で成長を遂げ、その結果が数値として現れるのです。

 日米で政治が変わり、米ドルと中国元のパワーバランスも変わり、世界規模で価値のシフトが起こっていきます。だから、経済指標の復活に安堵をしていてはならず、指標の復活こそ「新しい時代に変化している証」なのだと心して、この下半期も新しい時代にマッチした価値創出に邁進したいと考えています。


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