日別アーカイブ: 2014年2月20日

小学生の皆さんに「デコポンのススメ」

先月、熊本県教育庁の要請を受けた「里帰り講話」として、熊本県のある小学校で、4年生、5年生、6年生の皆さんにお話しをして来ました。

3学年、つまり全校の半分にあたる生徒に体育館に集まってもらっての講演です。小学生の皆さん向けに何の話をしたら役に立つことができるのか、しばらく考えてしまいました。なにせ、熊本大学中退の私が、「一生懸命勉強しよう」などという話をしても説得力ゼロなので(笑)

いろいろと考えた末に、決めた演題が「デコポンのススメ」。

私の実家がミカン農家であることから始め、デコポンの誕生秘話、「違い」が価値であるという話、そしてデコポンは「デコ」の部分が大きいほど値段が高い、しかし「ポン」の部分がないと何の価値もないという話、そして、「ポン」の部分は学校でしっかり身につけて、一人一人の個性であり特長である「デコ」の部分を自ら見いだし、成長させて行こうという話をしました。

寒い体育館の中で、60分間、しっかりと聴いてくれました。

それから2週間ほど経って、「デコポンのススメ」を聴いた児童たちから、感想文の束!が送ってきました。4年生から6年生まで全生徒分です。

感想文を読むと、本当に良く聴いてくれていたことがわかり、自分の「デコ」を説明してくれたり、「デコ」を見つけると決意したこと書いてくれたり、もっと話を聴きたいとのリクエストがあったり。涙腺が緩みました。

今回、故郷貢献のつもりで、何の見返りも求めずに行ったのですが、私自身も大きな得るものがあったことを実感し、本当に行ってよかったと思います。

ありがとう!また行くけんね!