第5回 『地方産業・企業の活性化にXMLが貢献』

第5回 『地方産業・企業の活性化にXMLが貢献』

XMLに関する講演で地方を訪れることが増えています。最近では、島根県や広島県にお伺いしてきました。

島根県では、去る1月31日に財団法人しまね産業振興財団の主催で「XMLセミナー:新しいWebサービスの潮流」と題したセミナーが開催されました。今回の開催にあたり精力的に活動された地元企業(株)PLANーDOの三代隆司社長は、「島根県では今年XMLとストリーミングにフォーカスして産業育成を図る」と、これからの島根での活動に意欲を燃やされていました。島根県では、実際『XMLマスター』の取得に助成金を出すプロジェクトが始動されるなど具体的な活動となっています。島根県には、既に印刷業の方々を中心とした「しまねXML研究会」という組織があり、いわゆるIT業界より先行していました。今回のセミナーをきっかけに、地元のIT産業の代表的企業である(株)テクノプロジェクトの吉岡宏部長から「今後はIT業界としてもXMLの採用、普及に取り組んでいく」と力強い言葉をいただくなど、今後の動きに期待をしています。

広島県では、この3月7日に広島ITソリューション協同組合の主催で、XMLおよびJavaに関するセミナーが開催されました。司会に当たられた広島商船高等専門学校の笠井聖二先生は、XMLコンソーシアムの月例セミナーのビデオ上映会を毎月実施されるなど、広島でのXMLの普及啓蒙に精力的に取り組んでおられる方です。「広島でのXMLの認知や普及はまだ低いが、継続することで少しでも東京とのギャップを埋めていきたい」と述べられました。参加者も60名以上と多く、笠井さんをはじめ広島ITソリューション協同組合の活動が活発であることを強く感じた会でした。

東京でビジネスをしていると、このような話に時差を感じてしまう方がいらっしゃるかもしれません。このような活動が非効率的と感じられる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私自身、熊本県という地方出身で、何かにつけ地方の活性化、地方産業の育成ということが気になります。私は、もともとXMLによって、小さな企業でも、必要に応じてすぐにつながり、その専門力を活かして、大きなビジネスを実現できる環境を実現したいと考えています。従来のような、大きな企業でないと大きなビジネスができないという形ではなく、小さな企業でもITインフラをフルに活用したコラボレーションで大きなビジネスを実現していくという形です。

「地方」というのは「中央」を「大企業」とすると、まさに「中小企業」のような側面があります。このような中で、特色を持った地方企業・産業と中央や海外とのビジネスのコラボレーションに、XMLが少しでも貢献できればと願いつつ、今日も地方講演のプレゼンテーションを準備しているところです

 

日時: 2003年04月03日 00:00 |  | TrackBack

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