第5回 『コンサルタントの基礎能力(3)』
こんにちは、インフォテリア斎藤です。
コンサルタントは、常に、お客様が満足するパフォーマンスを提供するために自己管理をしなければなりません。コンサルタントの評価はそのパフォーマンスで判断されます。パフォーマンスとはお客様に対するサービスの評価であり、サービスとは、提言、資料、打ち合わせへの参加、スケジュールの遵守、など、お客様に対するすべての作業内容、作業結果です。
昔、先輩のコンサルタントが「コンサルタントは24時間365日お客様のことを考え、生活しなければならない」とおっしゃっていました。私はその話を聞いて、「そんな生活で本当にお客様が満足するパフォーマンスを提供できるのだろうか?」と疑問を持ちました。私が考えるお客様が満足するパフォーマンスを提供するための自己管理とは、仕事と個人の最適自己管理です。どちらがおろそかになってもお客様が満足するパフォーマンスは提供できないと考えています。
コンサルタントという職種の人との会話で、「仕事が忙しくて、昨晩も徹夜だった」、「週末も出社して、仕事だった」という話を聞くことがよくあります。そのような話をする時、コンサルタントには疲労感と共に、充実感も見受けられ、たまに、私には理解できない優越感に浸っているコンサルタントもいます。そんな時、私は「徹夜や週末まで仕事をすることで、お客様が満足するパフォーマンスを提供できたのか?」と思うことがあります。そういう私も、夜遅くまで仕事をすることも、週末に仕事をすることも多いのですが、お客様が満足するパフォーマンスを最優先にしながら、自己管理するようにしています。
お客様が満足するパフォーマンスを常に提供できるのであれば、毎晩徹夜でも週末に仕事をするのも、個人のスタイルですから構わないと思います。ただ、普通は毎晩徹夜が続けば、仕事も非効率になりがちですし、身体を壊すことにもなります。身体を壊してしまうと、自分がツライだけでなく、お客様に対しても迷惑をかけてしまうことになり、これは絶対に避けなければならない事態です。
コンサルタントは高いワークロードが課される状況で、お客様に対するスケジュールを遵守するためにオーバーワークになりがちです。一過性であればいいのですが、それが定常的になると、いつの間にか、無理なスケジューリングなど、オーバーワークが当初から想定されてしまう場合があります。当然、お客様の都合が最優先ですから、オーバーワークにならざるを得ない場合も多々あります。しかし、それによってスケジュールの遅れなどのパフォーマンスの低下を招き、お客様に迷惑を掛けてしまっては元も子もありません。きちんとお客様に、プロジェクト遂行のために必要なワークロードを具体的に説明して、無理の無いように再考を促していくこともコンサルタントとして重要なことであり、自己管理の一環と言えます。
自己管理能力とは、コンサルタントに限らず、ビジネスパーソン全般に必要な能力ではないかとも考えます。
日時: 2003年11月13日 00:00 | | TrackBack
