インクリメントP株式会社:[iPEX]導入事例

いつも新しい情報が手に入る「MapFan
さまざまなデバイスの展開を容易にしたXML

インクリメントP株式会社ロゴ
野崎 隆志
インクリメントP 株式会社
第二企画制作部

野崎隆志部長

PCで地図情報を活用するための総合ツール「MapFan」の販売元として知られるインクリメントP株式会社。デジタルマップ「MapFan」、インターネット地図検索サービス「MapFan Web」やiモード向けの「iMapFan」は幅広く普及しており、その他「ケータイ・エディ」などヒット商品を展開している。さてその「MapFan」の最新バージョン「MapFan V」のプログラムにはインフォテリアの「iPEX」が組み込まれ、そしてXMLデータの処理を行っている。なぜデジタルマップにXMLの技術が必要だったのか?そしてそのエンジンになぜ「iPEX」が採用されたのか? MapFan責任者の第二企画制作部の野崎部長にお話を伺った。

いつも新しい情報が手に入る「MapFan」

デジタルマップ「MapFan」はCD-ROM4~6枚に全国の地図情報をぎっしりと収録。PCで地図を見たり、検索したりできるのはもちろん、ルート検索や距離計算、面積計算ができる、ノートPC+GPSアンテナと組みあわせてナビゲーションシステムとして活用できる、WindowsCE機やDVDカーナビゲーションシステムとデータのやりとりができるなど、地図情報を積極的に使いこなす人のための総合ツールとなっている。
これだけでも十分高機能な地図ソフトなのだろうが、「MapFan」にはさらに“インターネットに接続して最新の情報を検索できる”機能まで用意されている。出版物にしろ、CD-ROMに収録したものにしろ、位置情報というのはいずれ古くなってしまうものなのだが、「MapFan」はインターネットを利用することでその限界を超え、いうなれば“いつも新しい情報が手に入る”地図となっているのだ。

図:ソリューションイメージ

不可能を可能にするために使ったXML

この“インターネットに接続して最新の情報を検索できる”という部分に、実はXMLの技術が利用されているのだが、その事情を野崎部長は次のように語ってくださった。
「1万件ぐらいの情報をならたいしたことはない。しかし実際には約1000万件ものデータがあるんです。そのメンテナンスだけでも非常に大変なことで、それがデバイス毎にデータが必要になるとすればもう事実上不可能になってくる。その不可能を可能にしていくためにXMLを使ったんです」。
さまざまなデバイスに展開できなければ情報ビジネスとしてのうまみは小さいものになってしまう。そしてまたインクリメントPのビジネスの柱はあくまでもアイデアを提案していくところにある。メンテナンスという義務におわれ、本来のビジネスができなくなってしまっては本末転倒になってしまうのだ。

XMLなら1種類のデータで複数デバイスに対応可能

つまりこういうことだ。クライアント(デバイス)が検索条件を送信し、サーバーは検索を実行してその結果を返すのだが、そのやりとりをXMLで行っているのだ。XMLにはそれ自身にその情報が例えば、店舗名なのか、住所なのか、電話番号なのか、などを表現する能力がある。だからそれをどう解釈して、どう画面に表現するかをクライアントにまかせることができる。サーバーはクライアントがPCかPDAかといったことを気にすることなく同一のXMLを送信すればいいので、それゆえにそもそものデータも1種類だけを用意、メンテナンスすれば事足りるというわけなのだ。
現在はこのインターネットでの検索はPCとWindows CE機、2種類のデバイスから利用可能となっているが、将来、多様なデバイスに展開していく場合でも、現在のサーバーのデータはそのまま使えるというわけだ。

対応プラットフォームの多さが「iPEX」採用の決め手

さて最後に「MapFan V」に「iPEX」が採用された理由はどの辺りにあったのかも伺った。
「無償でツールを提供してくれているところもあるが、すべてのOSに対応しているわけではない。XML自体はW3Cによって規定されているけれど実際のプログラムではソフト処理毎にクセがでるはずなんですよ。Web上で情報を扱うわれわれのようなサービスはマルチプラットフォームでの展開が欠かせませんから、PDAからUNIXサーバーまでいろいろなプラットフォームにワンソースで対応している処理ソフトが望ましいということになる。それがお金を払ってでも「iPEX」を選んだ理由でしょうね。処理ソフトのクセをアプリケーション側が吸収したのではそれこそナンセンスですから」と野崎部長。
インクリメントPでは今後、PCやPDAだけにとどまらず、携帯電話やGPS、家電をにらんだサービスの展開を狙っていきたいという。

 

会社概要

インクリメントP株式会社(略称 IPC)
パイオニア株式会社のマルチメディア制作子会社として設立。CD-ROMコンテンツや、カーナビゲーション用ソフトの製作・販売など、幅広い業務を行っている。PCで地図情報を活用する総合ツール「MapFan」では、インターネットとの連携を取り入れるなど、新技術を有効活用した商品を積極的に提供している。

所在地 東京都目黒区下目黒1-7-1
お問い合わせ TEL:03-3491-6171 (代表)
URL http://www.incrementp.co.jp/

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