業務の中心となる出荷管理システムを
XML技術を活かして構築
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| インフォテリア コミュニケーションズ 株式会社 代表取締役社長 田中実 氏 |
インフォテリアの関連会社、インフォテリアコミュニケーションズ株式会社はインフォテリア製品の顧客テクニカルサポートを行っている。インフォテリア社と製品の出荷情報をやり取りするために、両社が使用しているシステムにiMessengerとiConnectorを使用してデータ連携機能を付加した。データベースに出荷情報が追加されると自動的にデータをXML化してメール経由でデータを送信するように既存の出荷管理システムを改良した。XMLに関してインフォテリアコミュニケーションズは「十八番」であるが、特にデータの汎用性とシステムへの柔軟性がXMLのアドバンテージであるという。これからのビジネスアプリケーションのトレンドがここにある。
インフォテリアのサポート業務を担うインフォテリアコミュニケーションズ
インフォテリアコミュニケーションズはインフォテリアとは関連企業という間柄で、お互いに強い関係で結ばれている。主な業務はインフォテリア製品を購入した顧客にテクニカルサポートを行っている。顧客から問い合わせがくると、購入した製品のシリアル番号が正しいものかと確認することになっている。そのさいに必要な情報としてインフォテリアまたはインフォテリアのパートナー経由で販売されたインフォテリア製品の最新の出荷情報が必要となる。そのため、インフォテリアコミュニケーションズにはインフォテリアから出荷された製品のシリアル番号が提供されるようになっている。出荷されたものにはインフォテリアから直接販売されたものと、インフォテリアのパートナー企業の在庫として納品されたものの両方を含む。
インフォテリアとの業務データ連携
またインフォテリアコミュニケーションズは2000年4月に大阪で開業したばかりの若い会社である。会社の発足から製品に関する各種サポート業務を行っているため、インフォテリア製品の出荷情報を受け取ることをしていた。インフォテリアとインフォテリアコミュニケーションズでは同じデータベース(Access)を使っているが別々の業務システムが別に独立して稼働している。またインフォテリアからインフォテリアコミュニケーションズに提供されるデータはインフォテリア業務システムが持っているデータの一部となり、インフォテリアコミュニケーションズが必要とする製品名とそのシリアル番号のみになる。当初は必要なデータの受け渡しは、インフォテリアが所有するデータの一部をエクセル形式にして抽出したり、データベース Access からデータをエクスポートしたりしていた。つまりわざわざデータを生成して送信するというルーチンワークが存在していた。
僅か3ヵ月で連携システムが完成
しかしデータ送信の手間はすぐに消滅した。インフォテリアやインフォテリアコミュニケーションズはXML専業企業である。XMLに関する技術やノウハウを活かして数ヶ月間で両社のシステムを連携するようにシステムを改良した。もともとサポート用の業務アプリケーションは開業時から存在していたが、このシステムにインフォテリアからXMLデータを受信して自社のデータベースに取り込むようにした。システムの構築にはインフォテリアのプロフェッショナルインテグレーターであるエスコムが関わった。それぞれのシステムの仕様や設計を調整して最終的にシステムが稼働するまで、トータルでも3ヶ月しかかかっていない。現在インフォテリアから送られてくるデータの件数はおおよそ月に100件程度の出荷情報が随時送信されてくるという。

データベースのバックグラウンドでデータを自動的に送信
両社のシステムの連携はインフォテリア製品である iMessenger と iConnector for Access が用いられている。インフォテリアの出荷管理システムにて出荷処理が行われると自動的に iConnector for Access によってデータをXML化し、iMessengerによりインターネットを経由してXML形式データをインフォテリアコミュニケーションズに送信する。またデータをメールにて受信したインフォテリアコミュニケーションズはiMessenger からXMLデータを取りだして iConnector for AccessにてXML形式のデータを自社のAccessによるデータベースに取り込む。データの送信はシステムのバックグラウンドで自動的に行われるのでデータを送信する手間は不要になり、意識せずとも確実にデータが送信されるようになった。また、データ送信処理のさいのサーバー側負荷は軽いのでユーザーの操作性に影響を与えることはまったくない。
XMLの汎用性・柔軟性を評価
インフォテリアコミュニケーションズだからXMLを採用するのは必至のようにみえるが、XML技術を知り尽くしているインフォテリアコミュニケーションズだからこそ確信と自信を持ってXML技術をシステムに採用している。システムが取り扱うデータ形式をXMLにすることは将来の汎用性にとって非常に有利となりうる。例えばインフォテリアコミュニケーションズ側のシステムのデータが増えて、よりパワフルなRDBに移行したとしてもデータベースとの接点であるiConnectorをAccess用から別のSQL用やOracle用に置換すればよいだけになる。お互いのシステムにはなんら影響を与えることなく、システムを柔軟に移行することができる。なによりもXMLのデータ自体が抽象化して存在していること、システムに依存していないこと、これらが将来の仕様変更や機能拡張に柔軟に対応できる可能性を持っていることがXMLの最大のアドバンテージといえるだろう。
よりインタラクティブに
将来の機能拡張として、データの流れをインフォテリアからインフォテリアコミュニケーションズへの一方向ではなくてインフォテリアコミュニケーションズからインフォテリアへもサポートやユーザー登録情報のフィードバックを行うことも検討している。このシステムに限らず外部のシステムとの連携をスムースに行えるように、データをXML化するモジュールをシステムに追加するという流れが今後増長されていくのは確実だろう。現時点では接続先は限られた取引相手しかいないが、将来のB2Bシステムの基盤としてXMLを使ってシステムに柔軟性を持たせることはまさに21世紀のシステムトレンドになるのは間違いない。しかもそれはそんなに難しい話ではない。インフォテリアのiMessengerやiConnectorを使えば高度なプログラミングを必要とせず、既存システムのインターフェースや操作性を維持しつつ、異システム間のデータ連携を簡単に可能にするのだ。
会社概要
インフォテリアコミュニケーションズ株式会社
インフォテリア製品の顧客テクニカルサポートを主な業務としている、インフォテリア株式会社の関連企業。業務効率化のために、自社もXMLを使用した社内システムを構築し、効率的な管理システムでユーザー対応を行う。
| 所在地 | 大阪市中央区南船場 4-7-5 AOIビル3F |
|---|---|
| お問い合わせ | TEL・06-4704-9450 |
| URL | http://www.infoteriaCom.com/ |
エスコム株式会社
あらゆるプラットフォーム、開発言語、商用アプリケーションを用いたシステムの企画・設計・開発を行います。XMLやJavaといった最新技術も取り込んで、お客さまのニーズに合った最適なソリューションをご提供致します。
| 所在地 | 東京都八王子市千人町1-9-6 シルクアベニュー201 |
|---|---|
| お問い合わせ | TEL:0426-64-3701 |
| URL | http://www.scom.ne.jp/ |

