財団法人 競艇情報化センター
ASTERIAを利用したリアルタイム決済により、
2003年3月20日からインターネット即時会員投票サービスを開始
2003年3月20日、競艇は日本初のインターネット専用銀行であるジャパンネット銀行の普通口座開設者を対象とした『インターネット即時会員投票サービス』を開始した。ジャパンネット銀行に普通口座を持っていれば競艇専用の口座は不要となり、レース当日の即時入金や配当金の当日引き落としが可能となる新サービスだ。このようなリアルタイムの口座振替処理は、(財)競艇情報化センターの投票システムとジャパンネット銀行の口座振替システムを「ASTERIA」で連動させ、両者間の資金データをすべてXML形式でやり取りすることで実現した。『インターネット即時会員投票サービス』スタートにあたっての狙いを、(財)競艇情報化センターの常務理事 橋爪 徳臣氏にお聞きした。
公営競技として初めて、リアルタイム口座振替を実現
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| 財団法人 競艇情報化センター 常務理事 橋爪 徳臣 氏 |
競艇に関するシステムの管理運営を行う(財)競艇情報化センターでは、もっと気軽に競艇を楽しんでもらうため、常に利用者への利便性の向上に取り組んでいる。2003年3月20日より開始した『インターネット即時会員投票サービス』もそのひとつ。すでに2001年7月よりインターネット投票サービスを提供しているが、既存のサービスでは競艇投票専用の銀行口座開設が必要で、また銀行の前営業日までに投票資金を入金しておく必要があった。そこで(財)競艇情報化センターは、レース当日にも入金ができ、その日のうちに配当金の引出しもできる、リアルタイム口座振替システムの構築を検討した。
「既存のお客様にもっと競艇を楽しんでいただくため、最先端の投票サービスを提供すること、そして新たな競艇ファンを開拓すること、この2つが我々の目標でした」と(財)競艇情報化センター 常務理事 橋爪氏は語る。(財)競艇情報化センターでは、数年前からリアルタイム口座振替システムの構築を考えていたが、発案当初はこのアイディアに乗ってくれる銀行がなかったという。「このようなまったく新しい分野に初めて挑戦するのは、古くからのシステムを抱える大手銀行には困難なことだったようです。」と、橋爪氏は当時を振り返る。
ジャパンネット銀行との出会い
そんな時、(財)競艇情報化センターが出会ったのがジャパンネット銀行(http://www.japannetbank.co.jp/)だ。ジャパンネット銀行は、日本初のインターネット専業銀行として2000年10月に開業し、利便性の高い決済サービスの提供等に取り組んでいた。
「ジャパンネット銀行は新しい銀行であるため、システム上の過去の遺産もなく、新しいことにチャレンジする先進性を持っていました。これが、競艇がジャパンネット銀行と組むことになった最大の理由です。」と橋爪氏は強調する。同行は、インターネット専業銀行としては最大の65万以上の口座を抱え(2003年2月末時点)、入金や引出しは郵便局、三井住友銀行、およびコンビニエンスストアam/pmに設置のATM等で行うことができる。銀行が休業の日にも、土日も含め24時間利用可能だ。さらに、インターネットでの先進的なサービスや強固なセキュリティを保持していることも決め手となって、両者は、2002年7月にインターネット投票サービスの機能拡張に向け提携した。
ジャパンネット銀行と提携することにより、ジャパンネット銀行の口座保有者であればインターネット上での簡単な加入手続きだけですぐにインターネット投票サービスを利用でき、レース当日でも投票資金の追加入金や配当金の引出しが可能となる。
非常な短期間にASTERIAで対応
『インターネット即時会員投票サービス』のシステム構築は、これまで競艇の「3連勝システム」などの構築に実績のあるNECが担当した。既存の競艇内システムを活用しながら、ジャパンネット銀行とのデータ連携を行う部分を新規開発した。2002年7月に開発に着手し、同年12月にはモニタを募って実際に『インターネット即時会員投票サービス』を体験してもらうという、この種類のシステム開発にしては非常に短期間での完成が要求された。NECには、新たにゼロから開発をする時間的余裕は残されていなかったのだ。
そこで、すでに接続先であるジャパンネット銀行で導入され、他のBtoBシステム連携等でも実績のあるインフォテリアの「ASTERIA」の採用を決定した。ジャパンネット銀行では、邦銀として初めて、資金移動を伴う取引にXMLの採用を決めており、ASTERIAはXMLベースの金融向けビジネスプロトコルのFDXS(Financial Data exchange Standard)に対応している。今回の『インターネット即時会員投票サービス』では、双方にASTERIAが導入されることで、システム間連携に伴うリスクをなくし、システム連携のための設計部分もコーディングレスで、約1ヵ月半という非常に短期間で完成させることができた。
入金指示から処理完了までを約10秒で実現
競艇側のASTERIAとジャパンネット銀行側のASTERIAを利用したシステム連動により、会員が競艇の投票専用ページから投票用口座への入金指示を行うと、会員の口座番号や金額などの指示データがXML形式でジャパンネット銀行の口座振替システムに自動送信される。指示データを受け取った口座振替システムは、即時口座振替処理を自動的に行い、処理完了通知をXML形式で競艇の投票システムに返す。会員が入金指示を行ってから処理完了通知が返ってくるまでの所要時間は約10秒程度だ。

2000名を超えるモニタを対象に問題なく稼動
2002年12月から、競艇公式Webサイトにおいて『インターネット即時会員投票サービス』を利用するモニタを募ったところ、2000名を超える応募があったという。サービス開始までの約3ヶ月間に実際に同サービスを約2000名のモニタ会員が使用し、問題なく稼動することを確認した。実際のサービスでは、1日数千回の決済が行われ、規模面でも、実際の資金が移動するという面でも、XMLベースのシステムとしては国内最大規模に属するといえよう。
ASTERIAを活用して、他行との提携も実現
注)九州地区の
、および三重県内のam/pmなど
が設置されていない店舗では、ご利用できないほか、毎週日曜日21:00~翌月曜日7:00はご利用できません。
※この内容は2003年3月時点のものです
会社概要
(財)競艇情報化センター
(財)競艇情報化センターでは、競艇に関する情報システムおよび情報ネットワークの調査研究・開発を行っているほか、情報処理システムの管理運営、情報の収集および提供、情報処理業務事業者の研修、高度情報化に資する施設・設備および機器の普及を推進しています。
| 所在地 | 東京都港区三田3-12-12 笹川記念館 |
|---|---|
| URL | http://www.kyotei.or.jp/ |


