昭和リース株式会社
ASTERIAを利用して、国内で初めてインターネット上で
間接材調達システムとリースプロセスを連動
昭和リースは情報関連機器、産業・工作機械、建設機械、医療機器、商業設備、航空機などのリース、割賦販売ならびに各種ファイナンス業務を行っているリース会社だ。今回、国内で初めて、顧客企業の電子調達システムとインターネット上で連動した。すでに2002年11月25日より、松下電工との間で運用を開始している。間接材・リースプロセス連動システムは「LeasePro3(リースプロスリー)」と呼ばれ、コア技術としてASTERIAが使用されている。「LeasePro3」開発の経緯と狙いを、昭和リース 常務執行役員 営業推進部長 横井 治雄 氏と営業推進部EC推進チーム課長 藤本 裕哉 氏にお聞きした。
昭和リースと松下電工のニーズが合致
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| 昭和リース株式会社 常務執行役員 営業推進部長 横井 治雄 氏 |
昭和リース株式会社では、顧客企業がインターネット上で各種リース業務を処理可能なサービス「カスタマープラットフォーム」(http://e-business.customer.pf.s-l.co.jp/)を2001年より提供している。「カスタマープラットフォーム」は、リース案件の申込みや各種変更・問合せ、取扱商品の案内等、各種サービスをWeb上で提供するもので、現在約800社の顧客企業が利用している。同サイトの利用者をさらに増やし、取引先を拡大するため、昭和リースでは企業に導入された電子調達システムとの連動が不可欠であると判断した。「リースの部分だけがIT化されても全体的な効率化にはつながりません。リースを行う前には必ず購買が検討されますから、リースプロセスと購買業務のシステム連携が必須となるのです」と昭和リースの常務執行役員 営業推進部長 横井氏はシステム連動の背景を語った。こうして昭和リースでは購買業務を電子化している大手企業を接続先としてさがすことになった。
一方、松下電工株式会社では、アリバ社の間接材電子調達システム「Ariba Buyer」を導入し、購買業務の革新を進めていた。同社では、購買業務は電子化できたが、リース業務だけが従来のまま電話やFAXに頼り、IT化の波に取り残されていた。今後は購買だけでなく、リースも電子調達システムに連動させ、電子見積り等による業務の効率化を図りたいと考えていた。
この2社をつないだのが、松下電工インフォメーションシステムズ株式会社(NAIS-IS)である。NAIS-ISは、松下電工のAribaプロジェクトを請け負っており、松下電工のリースに関するニーズを熟知していたと同時に、「電子購買コンソシアム(※注)」(国内における電子商取引に関する各種標準化を推進する非営利団体)の活動において昭和リースと接する機会があり、同社のニーズも知ることができた。これにより、松下電工の電子調達システムとリースプロセスを連動させることを提案することとなった。
※注:電子購買コンソシアム:電子購買コンソシアムは日本における間接材B2Bコンテンツの相互運用性を高めるために、電子カタログ作成における製品分類体系の標準化、仕様記述方式の標準化、さらには購買プロセスの標準化から物流・決済などの付加価値サービスとのインタフェースの共通化などを図ることを目的としています。http://www.ep-consortium.org/
LeasePro3開発にASTERIAを採用。わずか2ヶ月半で松下電工との間で運用を開始
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| 昭和リース株式会社 営業推進部 EC推進チーム課長 藤本 裕哉 氏 |
このたび昭和リースが提供開始した間接材・リースプロセス連動システムは「LeasePro3(リースプロスリー)」と呼ばれ、アリバ社が提供する間接材の電子調達システム「Ariba Buyer」と、インターネット上で連動させる。「LeasePro3」のシステム開発は、「Ariba Buyer」導入とサプライヤ企業向けソリューションに実績のあるNAIS-ISと、昭和リースの既存システムの開発・運用に携わるあさひ銀総合システムが行い、コア技術としてはBtoB、EAIをはじめとする優れたシステム連携技術を誇るインフォテリアのビジネス・インテグレーション・プラットフォーム「ASTERIA」が採用された。
「LeasePro3」の提供により、従来、企業の購買部門が物品の購入とリースの見積り・依頼作業を別々に行っていた業務プロセスが1つのシステム上で実行可能となる。これにより、リースに伴う物品の見積り・回答、リース見積り承認・発注までの作業が利用企業の電子調達システム上で電子化され、業務効率の大幅な向上に貢献する。さらに、利用企業は昭和リースが提供する既存の電子署名対応の「カスタマープラットフォーム」を併用することで、リースに関連して発生する契約書締結、契約管理などのあらゆる業務の電子化が可能となる。
昭和リースの営業推進部 EC推進チーム課長 藤本 裕哉 氏は、このたびの「LeasePro3」によるシステム連動開始について「すでにNAIS-ISがASTERIAを使ってAriba、SAPの両調達システムとサプライヤシステムを短期間で接続したという実績を知り、システム構築を依頼しました。ASTERIAのデモを見て、すぐれたGUIで簡単に設計・運用ができることがわかり、将来的な接続先企業の増加にも柔軟に対応できることが採用の決め手となりました」と述べている。
「LeasePro3」の開発に携わったNAIS-IS e調達ソリューション事業部e調達ビジネスグループ部長の大西 元 氏は、「リースは薄利なビジネスであるため、投資回収ができる範囲でのご提案が必要でした。インフォテリアの提供するビジネス・インテグレーション・プラットフォーム『ASTERIA』なら最小限の開発工数で提案できるだけでなく、接続先が増加した際にも昭和リース社内で対応できるだけのすぐれたメンテナンス性を持っていますから、最適の製品といえるでしょう」とシステム提案当初を振り返る。「LeasePro3がシステム提案からわずか2ヵ月半という短期間で、実運用にまでこぎつけられたのは、『ASTERIA』の機能のおかげといえるでしょう」
LeasePro3導入によるユーザーのメリット
「LeasePro3」の導入により、松下電工の「Ariba Buyer」の利用者は、通常の購買業務と同じWebサイト上でリース物品を選択することで、従来は担当者の不在や連絡の遅れなどで1日以上かかっていた見積り依頼とその内容確認の作業が、画面上で見積り依頼を入力するだけで金額を同画面上で瞬時に確認することができる。松下電工における「Ariba Buyer」とリースプロセスとの連動は、まずこの電子見積りからスタートし、電子署名を使用した契約業務、検収、リース料情報、契約物件管理等は次のステップとして順次対応予定である。
これらがすべて実現されると、電子調達システム利用企業は、従来、見積りから契約締結まで約1週間かかっていたところを約30分で完結させることが可能となり、業務効率が大幅に向上する。

LeasePro3導入による昭和リースのメリット
昭和リースでは、「LeasePro3」を利用した電子調達システムとの連動により、利用企業の複数の窓口間業務を集約でき、プロセスの削減を実現する。これにより、従来は約20名程度の人員が必要であった業務を1名で処理可能とし、さらなるビジネスチャンスの拡大に適した人員配置を行うことができる。
昭和リースの横井氏は「LeasePro3」を利用した今後のビジネス展開をこう語る。「まず松下電工㈱との接続からスタートしますが、今後1年間で、新規に20社の電子調達システム導入企業との接続を行うことを目標にしています。Ariba、SAP、Oracleなどさまざまな電子調達システムとの連動も見据え、今後3年間では100社以上との接続を目指します。そのためにも、複数の電子調達システムに柔軟に対応できるASTERIAの技術が不可欠でした」
※この内容は2002年12月時点のものです。
会社概要
昭和リース株式会社
昭和リース株式会社は1969年に創業以来、情報関連機器、産業・工作機械、建設機械、医療機器、商業設備、航空機などのリース、割賦販売ならびに各種ファイナンス業務を行っている。東京本社を軸に、国内20ヶ所に営業拠点を配置。
| 所在地 | 東京都新宿区四谷3-12 |
|---|---|
| お問合せ | 営業推進部 EC推進チーム TEL. (03)3226-3921 |
| URL | http://www.s-l.co.jp/ |



