ニュースプレスリリース

インフォテリア、さまざまなデータ連携・変換・通信を容易に実現する新世代BtoBプラットフォーム『ASTERIA R2』を出荷開始

住金物産など7社で既に採用を決定

報道発表資料
2002年6月25日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野 洋一郎)は、社内外のビジネス・ネットワークを柔軟につなぎ、さまざまなレベルのデータ連携を可能にするBtoBプラットフォーム・ソフトウェアの新バージョン「ASTERIA R2(アステリア アールツー)」を、本日より出荷開始したことを発表しました。

「ASTERIA R2」は、企業間でのデータ交換によるコラボレーションを容易に実現するだけでなく、企業内や事業所間のさまざまなシステムやアプリケーション間のインターフェイスを自動生成することが可能です。直観的かつプログラミング不要な設計環境が提供されることにより、システム連携のためのインターフェイス開発にかかる時間が劇的に短縮され、しかも継続的に発生するシステム要件の変更にも柔軟に対応することが可能になります。さらに、システム・インターフェイスの新しい標準である『Webサービス*1』のプラットフォームや、EAI(Enterprise Application Integration)のプラットフォームとしても利用することができます。


大手企業7社で既に採用

「ASTERIA R2」は、住金物産様など7社において高く評価され、すでに採用が決定しています。これらの採用事例では、業界標準のBtoBプロトコルを使用したソリューションだけでなく、独自プロトコルによるBtoBソリューション、さらには社内データの統合のためのソリューションなどさまざまな用途に使用されています。

ASTERIA R2の特長

「ASTERIA R2」は、企業内のアプリケーション連携に必要な、さまざまなデータ・フォーマットの変換やネットワーク・プロトコルを統合する機能を提供するため、適用ソリューションが大幅に広がりました。XMLに限らず、CSV、固定長テキスト、PDF、Excel、画像など、テキストからバイナリに至るさまざまなデータ・フォーマットのほか、HTTPS、SMTP、FTP、POP3、IMAP4、WebDAVといったインターネット標準プロトコル、RosettaNet*2、ACSN(Ariba Commerce Services Network)*3、SAP Enterprise Buyer*4、NewsML*5などの各種BtoB標準ビジネスプロトコルにも柔軟に対応します。このような「ASTERIA R2」のマルチチャネル・アーキテクチャにより、異なるデータ・フォーマットやネットワーク・プロトコルが混在する環境でのデータ連携を統合するハブとして利用することが可能です。たとえばFTPなどで運用されているバッチ系の既存システムが存在する中で、Webサービスなどの新しいリアルタイム系のシステム連携へと段階的な移行を支援します。

ASTERIA R2ソリューションセミナー開催

インフォテリアでは、ASTERIA R2の導入を検討されるエンドユーザー様に向けて「ASTERIA R2ソリューションセミナー」を積極的に展開します。第1回は、7月19日(金)に開催し、ASTERIA R2のソリューション事例や画期的な開発環境の詳細など、新しいビジネス連携の世界を具体的にご紹介します。受講は無料です。

パートナー支援プログラム

ASTERIA R2の発売に伴い、パートナー支援プログラムとして「ASTERIA R2ソリューションパートナー・プログラム」を開始します。同プログラムに基づき、インフォテリアは「ASTERIA R2」の有力なSIパートナー企業と契約を結び、営業支援、技術支援、試用版の無償提供、技術者による営業同行などを積極的に実施します。これにより、「ASTERIA R2ソリューションパートナー」を強力に支援し、「ASTERIA R2」を活用したシステム導入を推進していく計画です。

価格・動作環境

「ASTERIA R2」はWindowsからUNIX系各種OSまで多くの稼働環境に対応し、価格は1CPUあたり400万円からとなります。


インフォテリア株式会社について

インフォテリア株式会社は、1998年、日本初のXML専業ソフトウェア会社として設立されたXML分野のリーディングカンパニーです。インフォテリアでは、先進のXMLテクノロジーをベースに、企業間電子商取引(BtoB-EC)および企業間アプリケーション統合をXMLベースで行うためのソフトウェアパッケージやソリューションを提供しています。
→ www.infoteria.com/

※Infoteriaおよびインフォテリアは、インフォテリア株式会社の商標です。
※本文中の商品名は、各社の商標または登録商標です。

用語説明/注釈

*1 Webサービス 人間を介することなくコンピュータがアクセスして利用することを前提としたXMLベースのアプリケーション間インターフェイスの標準。インターネット標準の各種プロトコルを利用してメッセージの送受信などが可能となる。
*2 RosettaNet ハイテク業界で、製品流通から電子部品、半導体製造に至るまでのサプライチェーンでの情報共有方式を標準化するために組織されたコンソーシアム。
◎RosettaNet www.rosettanet.org/
◎ロゼッタネットジャパン www.rosettanet.gr.jp/
*3 ACSN 米アリバ社が展開する企業消費財の企業間取引ネットワーク。
*4 SAP Enterprise Buyer SAP社が展開する企業消費財調達ソフトウェア。
*5 NewsML ニュース記述のためのオープンフォーマットとして、1998年にロイター通信社がテキスト、画像、動画等、異なる性質を持つニュース素材をインターネットなどを通じて配信する方法として発案したXMLベースの言語。

□□ ASTERIA R2機能概要 □□

ASTERIA R2は、スケーラビリティの高い実行サーバー「ASTERIA Server」とGUIベースの設計環境「ASTERIA Designer」で構成されます。

ASTERIA Server

フローエンジン
ASTERIA Serverは、コア機能として「フローエンジン」を持ち、ASTERIA Designerで定義されたビジネスフローを確実に実行します。

スケジューラ
フローを自ら起動する日時指定の仕組みを提供します。

セキュリティ
セキュリティ基盤であるPKIに対応し、SSLやS/MIMEなどに必要な鍵の生成や証明書の管理を行うことにより、インターネット上での電子商取引などを安全に実行できるようにします。

ログ管理
システム間でデータの受け渡しを行う際の正常・例外終了などのイベント・ログを統合的に管理します。

アダプタ
主要なデータベースやネットワーク・プロトコルへのインターフェイス・アダプタが提供されるため、個別のインターフェイス開発が不要です。

運用管理
「ASTERIA Administrator」は、ASTERIA Serverの持つWebベースの運用管理ツールです。スケジューラ、ログ、PKI、アクセスコントロールなど、サーバー上の環境設定をWebベースの管理画面で行うことができます。

稼動監視
iMonitorTMは、ASTERIA Serverの稼動を監視し、必要に応じて予備系への切り替えや自動再起動などを行いノンストップ稼動を支援します。

ASTERIA Designer

フロービルダー
ASTERIA Serverにおけるデータフローの動作ルールを定義するGUIベースの設計環境です。

データマッピング
テキストおよびバイナリのさまざまなデータ形式を、項目や属性別にマッピング、高速に変換します。

Webサービスアイコン
Webサービスをデータフローの中で容易に利用できる画期的なインターフェイスです。

マルチプラットフォーム対応

ASTERIA ServerはJavaで開発されており、Windowsおよび各種UNIXプラットフォーム上で稼動します。
ASTERIA Designerは、Windows 98/2000/xp上で稼動します。


□□ 添付資料(ソリューションイメージ図) □□

イメージ図
イメージ図

本リリースに関するお問い合わせ先

インフォテリア株式会社
E-mail:

以上
日時:2002年06月25日 11:00

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