ニュースプレスリリース

インフォテリア、XML Authority日本語版を発表

欧米で最大の実績をもつXML設計ツール、いよいよ日本語版発売

報道発表資料
2000年6月29日
インフォテリア株式会社

インフォテリア株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:平野洋一郎)は、2000年7月28日よりXMLスキーマ*1設計ツール「XML Authority」(エックスエムエル オーソリティ)日本語版の出荷を開始することを発表しました。XML Authorityは米Extensibility(エクステンシビリティ)社が開発したソフトウェアで、欧米では企業間のビジネスルールの設計ツールとして数多くの大手企業のBtoB*2システム構築に使用されています。また、米eXcelon社の各種製品群や独SoftwareAG社のTaminoにバンドルされるなど、市場で絶大な支持を得ています。

XML Authorityは、XMLのスキーマ設計や管理が可能なソフトウェアで、既に英語圏を中心に全世界で4,000社以上の会社がビジネスルール設計のために使用しています。例えば、米J.P.Morgan社がFpML*3の設計に使用したり、米GeneralMotors社が対外調達システムの設計に使用しています。その主な機能は以下のようなものです。

> 既存のアプリケーションのデータ構造をXMLのスキーマに変換すること
> グラフィカルで使いやすい設計環境
> 全ての主なXMLのスキーマ言語に対応

今後のインターネットベースの企業間システムでは、XMLによるデータ交換が主流となりますが、XMLAuthorityではその際に使用するスキーマ設計を行うことが可能です。スキーマ定義言語として、DTDだけでなく、W3CのXMLSchema、米Microsoft社のXDR、米CommerceOne社のSOXなど数多くのスキーマ定義言語をサポートしています。さらに、日本国内で提案されJISテクニカルレポートとしての発行が予定されているRELAXもサポートします。

XML Authority日本語版は、1ライセンスあたり15,000円で、大量導入向けに、5,10,20,50の各ライセンスパックが提供されます。

米Extensibility社のReid Conrad社長兼CEOは、「XMLのスキーマは、今やビジネス取引におけるルールとして多用されるようになってきています。我々はインフォテリアとの提携に大変興奮しており、またこれによって、日本でのXMLによる企業間取引の実装が加速されることでしょう。」と述べました。

XML Authorityの発売にあたり、シーアイエス株式会社では、XML Authorityを使用したXMLスキーマ設計のトレーニングコースを8月下旬より開設の予定です。シーアイエス株式会社ラーニングカンパニーの大塚エグゼクティブ・ディレクターは、「シーアイエスでは従来よりインフォテリア製品を活用したXML技術のトレーニングコースを開催して好評を得ております。今回発表されたXMLAuthorityは、XMLを真のB to Bソリューションへと導く橋頭堡たる製品です。シーアイエスではXMLAuthorityを活用したトレーニングコースを通じ、今後とも企業の電子商取引への参入をバックアップしていきます。」と抱負を述べられました。


製品概要

XML Authority(エックスエムエル オーソリティ)

正式名称 XML Authority version 1.2
概要 ・XMLスキーマの変換と移行
・最新のスキーマ定義言語をサポート
・直観的なGUI環境によるXMLスキーマ設計
・XMLスキーマの包括的な管理
・名前空間のサポート
価格 1ライセンス:15,000円
5ライセンスパック:73,500円
10ライセンスパック:142,500円
20ライセンスパック:270,000円
50ライセンスパック:600,000円
稼働環境 Microsoft Windows 95/98, Windows NT 4.0, Windows 2000
出荷日 2000年7月28日

米Extensibility社について

米Extensibility社は、米国ノースカロライナ州チャペルヒル市に本社を置き、その製品とサービスでは、インターネットベースの企業間システムの基盤であるXMLスキーマをデザインし、構築し、管理し、そして処理するための能力を提供しています。同社は、米Microsoft社、米Oracle社、米SunMicrosystems社、米CommerceOne社、独Software AG社、米Quark社、米PricewaterhouseCoopers社といった各分野でのリーディングカンパニーとの戦略的パートナーシップを築いています。
→ www.extensibility.com/

インフォテリア株式会社について

インフォテリア株式会社は、日本国内唯一のXML専業ソフトウェア会社です。インフォテリアでは、先進のXMLテクノロジーをベースに、XMLの普及を促進するコンポーネント製品や、企業間電子商取引(BtoB-EC)および企業間アプリケーション統合をXMLベースで行うためのソフトウェアを提供しています。
→ www.infoteria.com/

用語説明/注釈

*1 XMLスキーマ(エックス エム エル スキーマ) XML文書の構造と内容モデルを記述するのに用いるメタ情報のこと。この定義を用いて文書インスタンスを検証することができる。
※例:DTD, XSDL, XDR, SOX など
*2 BtoB(ビートゥービー) Business To Businessの略。B2Bとも書く。企業間取引のことで、最近ではインターネットベースの企業間取引を特に指してB2Bと呼ぶことが多い。インターネットベースの不特定他企業を対象とするシステムでは、システムやソフトウェアを統一できないため、XMLをベースとしたデータ交換、システム連携が主流となる。
*3 FpML(エフピーエムエル) NFinancial Products Markup Languageの略。金融派生商品の情報共有やインターネットを介した電子取引のためのプロトコルで、米J.P.Morgan社と米PricewaterhouseCoopers社が提案したもの。

本リリースに関するお問い合わせ先

インフォテリア株式会社
E-mail:

以上
日時:2000年06月29日 11:00

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