BPM実践の壁、「システムの複雑性」を乗り越える
「業務の効率を根本から高めたい」「付け刃でないコスト削減を達成したい」――。企業は直面している厳しいビジネス環境を乗り越えるため、「BPM(Business Process Management)」への取り組みを進めているに違いありません。
BPMとは、企業における業務の手順(プロセス)を把握し、繰り返し改善していくことで、経営により良い影響を与えようとする考え方や改善活動を指します。企業活動のほとんどがBPMの対象となりますが、特にBPMの効果が出やすいのが、組織内外にわたって多数の担当者が関わる業務です。
出張旅費や交通費の精算処理、サポート窓口における顧客からの問い合わせへの回答などが典型例です。精算処理であれば、社員が申請した書類について、課長や部長、経理部門が閲覧し、内容に不備などがあれば差し戻して社員に訂正を促し、再びプロセスの流れに載せる…。こうして表現すれば単純に見えるけれども、実際には遅延や間違いが頻繁に起きうる、かなりやっかいな業務です。顧客からの質問に回答するといった対外的な業務であれば、顧客満足度の低下にもつながりかねず、利益にも大きく響いてしまうことも考えられます。
BPMの対象となるこの種の業務は、システム化するうえでも面倒なことが多もの。というのも、ビジネスプロセスの状態に応じて、複数のシステムに様々な処理を実行させる必要があるからです。例えば「顧客からの問い合わせ」というイベントが発生した場合、顧客管理システムに顧客情報を、販売管理システムに購入履歴を、商品情報管理システムには問い合わせ対象である商品の情報を…といった形で、多数のシステムにメッセージを出すことになります。精算処理であれば、記入内容に不備があるとなれば関係者全員に再チェックを依頼するアラートを発行する必要が出てくるでしょう。
ビジネスプロセスをBPMの考え方に基づいて改善し、プロセスをシステム化しようとした場合、しばしばつまづくのが、こうしたシステムの複雑さです。関わるシステムの数の多さ、制御すべきデータやメッセージの多様さ…。もちろん業務自体を見直すことに意味があるのですが、システムによる自動化ができなければ、せっかくの作業も報われません。
連携基盤の確保こそ、BPMの価値を最大限に引き出す近道
BPMの大前提となるシステム連携の確保は、多彩な接続機能を持つASTERIA WARPが最も得意とする領域の一つです。メインフレームからUNIX、パソコンに至るまで、多数のプラットフォームと接続できるアダプタを備えているので、既存のシステムに手を入れることなく、プロセス全体をつなぐことができます。
また、BPM専用ソフト製品との連携によって一層の効果も期待できます。例えば、ビジネスプロセスの設計・分析機能やワークフロー管理機能に特化したBPM専用ソフトを組み合わせれば、システムの接続性を確保しながら、ビジネスプロセスの改善を継続的に進めるといったことが可能になるでしょう。
BPMの特徴である「改善の繰り返し」の実行には、ASTERIA WARPが備える「フロー機能」が有効です。フロー機能は、システムからのデータの取得、変換、他システムへの送信といった一連の流れを、「フロー」としてグラフィカルに定義できます。ビジネスプロセスの変更があった場合にも現状の処理内容を把握しやすい。
情報システムは有機的に連携させることで大きな可能性が見えてきます。BPMの価値を最大限に引き出すシステム連携基盤は、その真実を際立たせると言えます。
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