平野 洋一郎

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Youichiro "Pina" Hirano

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2008年07月31日

気温もホット、気持ちもホット

 インフォテリアでは、中国への展開を徐々に進めています。先週も、協業先とのビジネスディスカッションと某大学との打ち合わせのために中国南部の3つの都市に出張してきました。気温は毎日36度~38度。これは公式発表で、実際には40度以上に感じました。

 さて、日本ではこの夏、景気の悪い話、不祥事の話など寒い話ばかりが聞こえてきますが、中国で感じたことは、気温だけでなく、そこにいる皆さんの気持ちも相変わらずホットだということです。中国においても、北京五輪後の経済だとか、元の切り上げだとか、原油の高騰だとか、多くの不安要素があるにもかかわらず、です。

 今回もいろいろな人と話をしていて、感じるのが日本の場合は突出している人に対してクールで、「引き摺り下ろそう」「行き過ぎないようにしよう」という傾向が強いのに対して、中国で話をすると突出している人に対してホットなまなざしで「目指したい」という話が多いということです。

 例えば、今回訪問した大学の教授が学外で作った会社が急成長して大会社となっていましたが、その会社について他の先生が、「私もあのような事業をしたいと思っている」と言いますし、協業先の社長も「あの教授は尊敬されている」と言います。これが、日本であれば「教授が経済活動に走っていいのか?」とか「学業がおろそかになっているのではないか?」様々な指摘がなされるような気がしますが、とにかく「やったやつが偉い」「自分もそうなりたい」というホットな気持ちを多くの人がストレートに口にします。

 例えば、ある人の兄弟が共産党幹部で、そのコネで市から仕事を貰っているようなことがあるらしいとの話があって、それを糾弾するのかと思ったら、「お客は別に市だけじゃないからね。こっちの方が人材は優秀だから、すぐに超えてみせるよ」という話。

 もちろん、日本と違って経済が大きく成長している最中なので、ストレートに比較することはできませんが、彼らのホットな楽観、成長志向に接すると、いま日本はあまりにもいろいろなことをクールに抑制しようとしすぎているのではないか、一人一人の影響は小さくても皆の気持ちのベクトルによって日本の社会経済全体が縮小均衡となってしまわないかと不安になるのです。

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