平野 洋一郎

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Youichiro "Pina" Hirano

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インフォテリア株式会社

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2007年11月29日

難しいからこそ意義がある

 12月4日のマスターデータ管理(MDM)を行うための新製品発表に向けて、パートナーの方々やプレスの方々と積極的にお話をしています。その中で結構多いのが「MDMは難しいよ」という話です。例えば「マスターデータ管理は各社各様でパッケージ化は難しい、SAPやIBMですらうまくいってない」とか「マスターデータ管理はお客に価値を認めてもらえないのでビジネス化するのは難しい」といったような意見をいただきます。

 しかし、「難しい」と言われるほど私は燃えてしまいます(笑)。実際、インフォテリアの歴史は「難しい」と言われたことに対してのチャレンジの連続でした。会社を設立したときには「XMLだけしかやらないなんて無謀、まずは確実な技術でやるべき」とか「XMLが流行らなかったらどうするの」とか「技術としての重要性はわかるが経営としては難しいだろう」と言ったような意見(アドバイス)を多くいただきました。しかし、私はXMLの将来を確信していましたから、ネガティブな意見をいただくほど嬉しくなったものです。なぜなら、それは私たちの取り組みがかなり先行していることの証明と考えたからです。

 ASTERIAを発表した時にも、同じような反応がありました。「日本でミドルウェアで成功するのは難しい」「SIも一緒にやらなければ難しい」「すでに外資系で何社もあるので難しい」などなど。しかし、当時一件5,000万円を下らなかった外資系専業ベンダーのソリューションに比べて、グラフィカルに設計できるデータ連携を500万円を切る明朗価格で提供することの価値は高いと確信して事業を進め、今日にいたっています。

 そして今回のMDM。なるほど、マスターデータ管理のパッケージ化は難しいでしょう。しかし、だからこそ意義も価値も高いと考えています。5年を超えるASTERIAの事業を通じて、社内のシステム化が進み、社外とのシステム連携が増えるほどマスターデータ遍在の問題が顕在化している状況を目の当たりにしてきました。そして、マスターデータ管理は多くの企業が抱える経営課題にすらなりつつあります。そこに対してインフォテリアが培ってきた技術とノウハウをもってソフトウェアが担うべき部分をパッケージ化して、マスターデータ管理の実装を迅速化し、コストを下げるだけでなく、企業活動の根幹となるデータ品質をより向上させ、経営品質の向上に貢献できると確信するにいたりました。

 もちろん道は平坦ではないでしょう。しかし、チャレンジなくして道は開けません。しかも、私たちはやみくもにチャレンジするわけではなく、これまでの経験と実績に基づいて勝算があります。そして、「難しい」という意見もある一方で、すでに複数のパートナー企業に一緒にMDMソリューションを提供することにご賛同いただいています。将来を確信するパートナーの方々と一緒に、いまや生態系のように複雑に関連し合って進化しつつある企業情報システムに革新をもたらしたいと考えています。

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