ASTERIA MDM Oneであることの意味
先々週の東京に続いて、先週の大阪でも「MDMサミット2007」が無事終わりました。残念ながら私は参加できませんでしたが、非常に盛況だったとの報告を受け、皆様のMDMに対する関心と期待が非常に大きいものだと実感しました。
ASTERIA MDM Oneの開発も、リリースに向けて徐々に佳境に入ってきており、メンバー一同気合いを入れて頑張ってます。このブログではそんな開発プロセスの裏話やASTERIA MDM Oneの目指すところなんかをエンジニアの視点から紹介していけたらと思います。
さて、パートナーの皆様へヒアリングに行った中で、「ASTERIA WARPと何が違うの?」という質問をいただいたことがありました。まぁ、新製品のお話をさせていただいているので当たり前といえば当たり前の質問です。また、MDMサミットのアンケートの中でも同じようなコメントを見かけました。最初なので、そんな「なぜASTERIA WARPでなくてASTERIA MDM Oneという新製品なのか?」という話をしたいと思います。
MDMの製品を開発するに至った経緯については、山崎がすでに「Road to MDMサミット Part1」で紹介しています。マスター連携自体はASTERIA WARPでもその前身のASTERIA3でも利用していただくことがありました。それをいまさらなぜMDMで新製品?と思われるのもなるほどと思います。乱暴な言い方をしてしまえば、「ASTERIA WARPでもマスター連携できてるのに、何をいまさら。」ということでしょうか。すごくまっとうな意見です。
機能的なことを言えば、マスターハブと呼ばれる、マスターデータをあっちからこっちに移すだけの機能があればいいと言うならASTERIA WARPで十分です。フローでもパイプラインでも項目をマッピングするだけですからね。(実際はそんな単純じゃないと思いますが ^^;) しかし、本当にそれだけでいいんでしょうか?マスターデータを管理する上で一番大切なもの?それはたった一つの真実(A Single Version of Truth)を実現すべく、マスターデータを整理し、そして維持し続けることです。そのMDMの本質的な部分でお客様の役に立つ、そんなことを考えたとき、ミドルウェアとしてのASTERIA WARPだけではやっぱり力不足なんですね。
マスターデータを整理し、維持し続けるということは、プロダクトを導入して、もうあとは何もしなくてもいい!というレベルの話ではなくて、SIerとユーザ企業が一丸となってプロジェクトを進めることが大切です。このとき、各部門に散在しているマスター同士の関係をSIerとユーザー企業が同じ視点で語ることができる、これこそがMDM成功の鍵となるのではないかと思います。そんなSIerとユーザー企業の間の公用語のような、プラットフォームとしてのASTERIA MDM Oneになればいいなと思ってます。詳しいことはまだ明かせませんが、そういうところを目指しながら日々開発を進めている次第です。


