情報という企業資産を徹底活用し、経営の今と未来を見通す礎を築く
―それが「マスターデータマネジメント(MDM)」です。
顧客や仕入先、商品や部品、会計などに関するマスターデータを常に最新の状態に保ち、かつ整合性を維持し続ける。そうしたマネジメントを実践することによって、経営の「今」を正確に把握できるのはもちろん、「未来」を見通した適切な経営戦略の立案と実行が可能になります。
顧客マスターや商品マスターといった各種マスターデータは、情報システムの基礎になっています。そしてマスターデータをしっかり維持・管理する「マスターデータマネジメント(MDM)」は、ITによる経営の効率化や増力化の基礎になります。
当然、企業はビジネスのあらゆる観点からMDMの恩恵を受けることができます。
IT投資全体の7割を占めるとされるオペレーションコストの削減・低減が期待できます。
顧客の「見える化」を促進し、商品やサービスの企画・提案力向上を加速します。
多彩な経営指標の可視化を可能にし、ビジネス戦略やビジネスプロセスの最適化に役立ちます。
しかも、これらのメリットはビジネス環境の変化がスピードを増せば増すほど、短期的に実感しやすくなるはず。今こそ、これまで先送りしてきたマスターデータの整備に乗り出すタイミングです。
マスターデータマネジメント(MDM)には、成功を阻むいくつかの落とし穴が潜んでいます。特に注意が必要なのが、組織や人など運用管理に関連するもの。「ITありき」でMDMに取り組むと、次のような落とし穴に陥りかねません。
(1) どのマスターデータを信じるべきか分からなくなる
顧客や商品などのデータは全社共通のシステムだけでなく、部門ごとに利用しているシステムにも存在します。そのうち、どれを「正」のマスターデータとして用いたらよいか分からなくなる、というのはよくある話です。マスターデータマネジメント(MDM)のメリットを最大限に引き出すには、まず何より、基準となるマスターデータを明確に定めることが大切です。
(2) いつの間にかマスターデータが“汚れる”
いったん綺麗にしたはずのマスターデータが、時間が経つにつれて“汚れる”。こうした事態に見舞われないようにするには、「マスターデータの管理責任者は誰か」、「登録や変更の申請フローが定まっているか」といったマスターデータマネジメント(MDM)のルールを明確にする。さらに、運用の一部を自動化するなど、オペレーションの効率化を図らることが肝心です。
(3) ある種の不可抗力でマスターデータが古くなる
マスターデータの管理責任部門や運用ルールを定めたにもかかわらず、マスターデータが現状に合わなくなる。最近、こうした状況に直面する可能性が、従来に増して大きくなっています。M&Aで顧客の名称が変わったり、事業譲渡で取引先の名称や製品コードが変わったりするためです。このため、マスターデータマネジメント(MDM)ではマスターデータを定期的に精査して、鮮度を保つ必要があります。








プラザクリエイト様 インタビュー
