導入実績:ゴルフダイジェスト・オンライン

ASTERIA WARPを導入し、
ミッションクリティカルなSOA基盤を構築
開発期間1/4に短縮、コスト60%ダウン!
ゴルフ場予約をはじめ、用品販売やニュース配信、スコア管理機能などをオンラインで提供するゴルフダイジェスト・オンライン。サービス拡大に合わせて拡張を続けたことで複雑を極め、全体を把握するのが困難になっていたシステムが、2011年に疎結合のシステムとして全面再構築された。その中核となったのが、ASTERIA WARPだ。ノンプログラミングのシステム連携で、どこでどのような処理が行われているかわかりやすいことが新システムの特徴だ。
複雑化したシステムの戦略的再構築と
WEBサービス連携基盤となるシステム構築が大命題
システム部
運用・保守チーム
マネージャー
清水 正朗氏
サービススタート当初、ゴルフダイジェスト・オンラインのシステムはゴルフ場予約と会員管理の仕組みのみのシンプルなものだった。しかし用品販売やニュース配信などサービスの拡張に合わせ、システムにも機能追加が繰り返されてきた。株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン システム部の清水正朗氏は、「システム間でのデータ連携機能を個別に開発してきた結果、システム全体を把握することが困難になっていました。各機能はそれぞれの担当者が把握していましたが、整備されたドキュメントはなく、全体が見えないために開発時には大きな無駄が生じることもありました」と、当時のシステムを次のように振り返る。どのような機能が既に使われているのかを正確に把握できておらず、またほとんどの機能が汎用性を考慮しない仕組みだったために、類似した機能が重複して開発されることもあったという。
そのような事態を打開するため、抜本的なシステムリプレースが計画された。会員情報の参照やEコマースへの商品リンク機能など、全ての機能を洗い出してひとつの図面に表してみたところ、機能単位でのサブシステムは1000以上あり、500以上のインターフェイスで結ばれていた。その図面は、新聞紙2枚程度にまで広がっていた。
「新たなシステムでは、何と何がどのようにつながっているかがわかるような仕組みにすることが大命題だった」と清水氏は言う。そのためにはシステム間を疎結合にし、個別の機能郡に柔軟性を持たせること、WEBサービス連携基盤となるシステムが必要だった。さらに、ドキュメントを整備できることが必要だった。これらはいずれも、EAIツールで解決できる課題だとわかり、自社システムに合ったEAIツール選定を開始した。
SAPをはじめ約500のインターフェイスを連携
EAIツールの選定で特にこだわったのは、簡単に使えて、何が起きているのかわかりやすいこと。「できるだけ機能が豊富で簡単な製品を選びたいと思っていました。そこで、各製品を比較する際にデモで実際の動作を見せてもらったところ、何が起きているかが最もわかりやすかったのは、ASTERIA WARPだった」と、清水氏は選定時について話してくれた。アイコンを並べ、プロパティを設定するだけでシステム間をつなげるASTERIA WARPは、初めて見る者にも動作がわかりやすい。実際に社内で評価版を試用したところ、説明を聞くことなく簡単なシステム間連携をすぐに作ることができた。また、HTMLで書き出される仕様書も好評だった。
また比較選定した製品の中には、接続先のシステムについて知識を求められたり、標準で用意されるアダプタが少なく連携先が限定されるものもあった。中でも、今回のシステムリプレースを担当したSCSK株式会社(以下、SCSK)が提供するASTERIA ERP Adapter for SAPは大きな決め手にもなった。「今回のシステムリプレースに合わせて導入が決まっていたSAPとの連携が可能な製品はほとんどありませんでした。他製品は汎用プロトコルには対応していても、多彩なパッケージ製品に対応した製品は多くありませんでしたね。SAPだけではなくSalesforce.comやExcelとの連携など、ASTERIAWARPには可能性を感じさせるアダプタが多く用意されているのが魅力的だった」と、清水氏は語る。
ASTERIA WARPの採用が決定し、システム間連携の開発がスタートしたのは2010年5月頃のこと。約3ヵ月で6つのサブシステム、30のサーバを結ぶ500のインターフェイスを開発し、それからさらに3ヵ月かけて調整が行われた。「全システムを同時に開発していたので、連携先の仕様が変更されるたびに、ASTERIAWARPで作ったインターフェイスにも仕様変更が生じました。その回数は500回以上。スクラッチ開発していたら、到底対応できなかったでしょう」と、清水氏はASTERIA WARPの開発スピードの速さを認める。スクラッチ開発なら、約4倍の期間が必要だっただろうと言う清水氏。コスト面においても、「ASTERIA WARPの導入に必要な機器、ライセンス、保守を含めたとしても、スクラッチ開発に比べて60%程度の削減効果を感じている」と語った。
1日280万リクエストの処理を担い
多様化したニーズに合わせ迅速なサービス展開を支えるASTERIA
新システムのカットオーバーは、2011年7月。ユーザがアクセスするWebサーバの配下には、ロードバランサにより負荷分散されたASTERIA WARPサーバが設置され、バックエンドでデータを処理してWebサーバへ応答を返している。その処理件数は、ゴルフのピークシーズンではない8月においても1日で280万リクエストに及ぶ。バックオフィスではASTERIA WARPが、会員情報やゴルフ場情報の更新などのバッチ処理を行なっている。
システムリプレースの効果として、メンテナンス負荷は目に見えて軽減された。「処理状況を目で追えるので、トラブルシューティングがとても容易です。ASTERIA WARPでの処理に問題がないことをすぐに確認できるため、リクエスト元が悪いのか、リクエスト先が悪いのかという障害ポイントの切り分けが迅速になり、対応がスピーディになりました。以前のシステムなら、障害のたびにシステム全体を追わなくてはならなかった」と、清水氏は語る。加えて、技術情報に関する問い合わせへの素早いフィードバック、ASTERIA WARPを使った開発への深い知識など、開発パートナーであるSCSKの支援が大きな力になっていると述べた。
「ASTERIA WARPが導入されたことで、連携の必要が生じたらすぐ対応できるシステムになりました。今後の開発案件も、すべてASTERIAWARPを通して既存システムと連携させる予定です。これからはバックエンドの都合ではなく、ニーズに合わせて迅速なサービス展開が可能になるはずです」と、清水氏は今後の展望に期待を膨らませる。新たなビジネス、新たなコンテンツの拡充により、ゴルフダイジェスト・オンラインは今後も進化を続けるだろう。
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株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
ゴルフ用品販売、ゴルフ場予約、ゴルフ関連メディア運営などの事業を手掛ける、ゴルフ情報総合企業。ゴルフのスコア管理機能やイベント管理機能などを含めた、ゴルフの総合ワンストップサービスを提供している。提携ゴルフ場数は1840コース、会員数は186万人にもおよび、国内最大規模を誇る。