@WARPソリューション、
ProActiveとASTERIAの連携によりERP導入効果を最大化
6ヶ月で基幹システムの連携部分を構築し、安定稼動を実現
近鉄不動産は、2006年夏から経理システムなどを皮切りに、基幹システムの見直しを始めた。その一環として、住商情報システムの統合型次世代ERPパッケージ「ProActive E2」を導入することになった。さらにインフォテリアのEAIツール「ASTERIA WARP」を採用し、ProActive E2と既存システムのスムーズなデータ連携を実現した。操作性に優れたGUIをサポートするASTERIA WARPによって、近鉄不動産は開発工程の短縮化を実現し、さらに将来にわたる拡張性や柔軟性も手に入れることができた。
IT戦略を活かした経営と企業の競争力をアップさせる基幹システムへの刷新
企画部
企画部長
萩原 章男 氏
近鉄不動産は、近鉄グループにおける不動産事業の中核を担う企業だ。近畿圏を中心に、マンション分譲、不動産仲介、リフォーム事業、ホテル・ゴルフ場経営など、幅広く事業を展開する老舗的な存在として知られている。特にマンション販売は、近畿圏で首位を争う実績を誇っている。
業界トップを走り続けてきた同社は、早い段階から企業の基幹業務を支えるITシステムを自社で開発し運用してきた。しかし現行システムは開発からすでに15年もの歳月が過ぎており、経年劣化による抜本的な見直しを図る時期が迫っていた。
また、近鉄不動産の桑田孝二郎氏は「制度改革に伴う内部統制の強化や、四半期決算への対応、社内事業別の採算把握、予実管理の必要性もありました」と当時の課題を振り返る。そこで総合的な経営力と企業力の向上を目指すべく、基幹システム全体のリプレイス計画がスタートした。
応答性・操作性・運用性。三拍子そろった統合環境ERP「ProActive E2」を導入
企画部
(情報システム担当)
企画課長
桑田 孝二郎 氏
まず2006年夏から、基幹系の要となる経理・財務関連を皮切りにシステムの検討が始まった。そして、前述の課題を解決する製品として、発売以来15年間で3,500社を超える導入実績を誇る統合型ERPパッケージ・ProActiveの最新版「ProActive E2」が、住商情報システムから提案された。
この製品の代表的な特長は、ユーザーの負担を軽減する多くの機能が盛り込まれている点にある。「たとえばCurlと呼ばれるリッチクライアント技術を採用し、Webシステムによる高い運用性や、スピーディな応答性、マウスレスの優れた操作性を提供している」と強調するのは、ProActiveチームを率いる住商情報システムの山本博史氏だ。
さらにユーザー権限に応じたメニューやアクセス制限、強力なロギング機能により、不正処理を防止できるメリットもあった。「懸案だった内部統制面でも、「ProActive E2」は充実したセキュリティ管理機能を備えており、我々の要件に合致するものでした」と、近鉄不動産の萩原章男氏は説明する。
止まることが許されない基幹システムとの連携にはASTERIA WARPが最適!
さて近鉄不動産のシステム全体像について見てみよう。営業支援システムには、購買管理、借入金、不動産流通、マンション販売、リフォーム、公共料金など、多数の既存システムがあった。一方、ProActive E2では、債権・債務、財務会計・管理会計、資産管理というモジュールが新規導入された【図1】。データ連携のパターンは 多岐にわたる。そのため、これらをうまくつなげる仕組みが、システム構築を成功に導くキーポイントになる。特に、重要な業務を支える基幹システムは、ストップやトラブルは許されないからだ。
住商情報システムのProActiveチームは、さまざまな検討を加え、「ProActive E2自体をカスタマイズするよりも、データ連携ツールによるデータ変換で既存システムと連携するほうが、拡張性や柔軟性の面で有効」と判断した。そこで実績面や信頼性などを考慮し、最終的に選ばれたEAI ツールが、インフォテリアの「ASTERIA WARP」であった。
ProActive E2とASTERIA WARPという国産品同士の組み合わせは、日本語環境が扱えるというメリットのみならず、保守面での素早い対応や、優れたサービス品質が保証され、まさにベストマッチングと呼べるものであった。またASTERIA WARPは、わかりやすいGUIベースの開発環境によって、インターフェースの処理が可視化され、仕様変更の対応も容易に行えるのだ。
システム連携基盤の共通語"ASTERIA"が誕生しシステム構築を6ヶ月で実現
「ASTERIA WARPを採用したことで、結合テストもスムーズにクリアし、半年ほどの厳しい短納期でもスケジュールどおり進めることができました」と、山本氏は同製品を高く評価する。
一方、ユーザーの萩原氏も「今後のシステム開発を考えると、ASTERIAという製品名が1つの共通語になっていくはず。この部分をASTERIAに任せよう! というように、他システムのデータ連携の話もスムーズに進められる」と満足気だ。本案件を成功に導いた住商情報システムのEAIチームは、長年にわたる数多くのシステム連携基盤構築の実績により蓄積・体系化されたメソドロジーを持っている。本案件においてもそれらが十分に活かされ、開発工数の削減やシステム拡張時の柔軟性をより確 実なものにし、短期間でのスムーズな導入を可能にした。
ProActive E2との連携に、今後もASTERIAを積極的に採用
現時点で同社のシステムは、会計・販売など日々の業務を支えるルーチン業務を中心とした基幹系の整備が進められているところだ。同社の桑田氏は「将来的に情報系システムを導入することになったとしても、今回採用したASTERIA WARPを十分に活用できる」と期待を込める
また住商情報システムのProActiveチームも本案件を通じて、ASTERIA WARPに大きな手ごたえを感じている。山本氏は「近鉄不動産のケースのみならず、さらに他社でのProActive E2と既存システムとの連携にも、ASTERIA WARPを積極的に採用していきたい」という。データ連携の影の立役者、ASTERIA WARPの存在感は今後もますます強くなりそうだ。

※この内容は2008年9月時点のものです。
会社概要
近鉄不動産株式会社
近畿日本鉄道の不動産部門を分社化して設立。 近鉄沿線を中心に、マンション事業、都市型戸建 住宅事業、流通鑑定事業(不動産仲介・不動産鑑定評価)、リフォーム事業( 新提案型リフォーム・NEWing)、ゴルフ場事業、ホテル事業など幅広く展開している。
- 所在地
- 大阪市中央区難波2丁目2番3号
- URL
- http://www.kintetsu-re.co.jp/
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